こんな悩みに実際、建売に住んだ経験のある私が解説します。
建売は恥ずかしくありません。では恥ずかしいと感じたことないのか?と聞かれると、建売が恥ずかしいと感じたことはあります。
建売が恥ずかしいと感じる理由は主にこの3つです。
参考
・建売は安っぽい
・手抜きされてそう
・似たような外観になる
私たちが買い物をする中で一番高いものは家でしょう。家は高いお金を払わなくてはならないし、そう簡単に買い替えもできません。
ですから、できるだけ良い家を見つけたいと思うのは当然ですね。
マンションのような集合住宅ではなく、戸建住宅を買いたいと思うなら、まず建売か注文住宅か考えます。
今回は建売が恥ずかしいと感じる理由、建売に住んで後悔したことについてご紹介します。
建売が恥ずかしいと感じる理由
広大な敷地に立派な家を建て、広いお庭でガーデニングを楽しんでいる友人がいたりしたら、小さな建売住宅では引け目を感じることはあります。
建売に決めて、「家を買うことにしたのよ。」と話すと、「それで、注文それとも建売?」なんて聞かれて、ちょっと引け目を感じたという人もいます。
建売は安いというイメージが強く、恥ずかしいと感じる人がいるのは確かです。
建売が恥ずかしい理由①:安っぽい
建売の場合、コスト削減のために建築材料も比較的安いものを使うことがあります。
同じ条件の土地で広さも同様の家を買うと、注文に比べて建売の方が安いです。
そのため外観や内部もシンプルで豪華さに欠けますが、良い家を安く提供する企業努力の結果でもあります。
建売が恥ずかしい理由②:手抜きされてそう
建売の場合は完成したものを買うので建設途中の様子がわかりません。
確かな建築屋さんが責任をもって工事をしてくれる場合は大丈夫ですが、場合によっては工事が杜撰で、手抜きが発覚することもあります。
私の知り合いは建売住宅に入居して喜んでいたのですが、畳を上げてみてびっくり。建築中の材木やがれきがそのまま置き去りにされていました。
この住宅は建築の途中で発注した不動産屋さんがつぶれてしまったという事情があり、注文者が十分に監督できなかったことが原因だったようです。
出来上がった外観はきれいでも建設途中に手抜きがあることは皆無とは言えません。
建売が恥ずかしい理由③:似たような外観になる
建売住宅の場合、似たような外観の家がずらりと並ぶということはよくあります。
まったく同じ間取りの家がいくつも並んでいると、「まるでアパートが並んでいるみたい。」と言った人もありました。
場合によっては、できるだけ壁や屋根の色を変えたり、フェンスの色を違えたり工夫してくれる業者さんもありますが、それでもお揃いという感じは免れません。
建売に住んだ後悔や失敗例
建売に住んだ後悔や失敗例をご紹介します。物件を選ぶ時の参考になれば嬉しいです。
間取りが使いづらい
建売の間取りはごく平均的な家族向けに作られています。
対面キッチンを第一希望にして建売を購入しましたが、キッチン前の間取りが悪くデッドスペースができました。
慎重に選んだのですが、実際に使ってみないとわからないことがあります。
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庭が土のままなので手入れや草取りが大変
建売の場合、建物はきちんと建ててくれても、庭が土のままになっていることもあります。
土のままになっている建売に5年間住みましたが、草取りは大変です。
特に夏場は1〜2週間に1回、草取りが必要になります。
砂利があるだけでも見た目や草取りの回数が減るのでおすすめです。
土のままになっている庭について、詳しくはこちらで解説しています。
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妥協した結果、職場から遠く駐車場が狭い
値段の関係で安いところを探すと、どうしても職場や学校から遠いところになってしまいます。
都心に通う人ならば、ラッシュアワーに1時間もかけて職場や学校に通うこともよくあることですが、これは結構大変です。
郊外なら、どうしても車も欲しいところですが、立地の関係で十分に広い駐車場が取れないこともあります。
補修工事ができなかったNさん
十分に下見したはずでしたが、住み始めてみると不都合がいくつかありました。
一番大きかったのは、補修工事ができなかったことです。
ガレージに屋根がなく、二階の物干し場にも屋根がありませんでした。
入居してから補修工事をすればいいと思っていましたが、業者に問い合わせると、この建物の構造上取り付けは難しいと断られました。
建売は安いから、あとは自前で補修しようと思ったのが大失敗でした。
隣の家との距離が近い
同じ構造の建売住宅が2軒並んでいるうちの1軒買ったのでしたが、2軒がほぼ同じ位置にキッチンや居間、お風呂場などがありました。
家と家の距離が近く、お隣の家族の食事中の会話まで筒抜けということもしばしばでした。
こうなるとプライバシーどころではありません。
幸いお隣の方は良い人たちで、苦情が出るとかかけんかになるということはありませんでしたが、相当気を使ったことは確かです。
建売を買う前に確認すること
メモ
・値段の安さにまどわされない
・アフターサービスの確認
・予算内で注文住宅を建てることはできないのか
建売は注文住宅に比べて値段が安いことに魅力を感じます。
そのため価格が先行して、家ではなく家の価格で決めて後で後悔します。
最近では「建売の方が安い」という常識が崩れ、注文住宅の方が安くなるケースが増えています。
まずは予算内で注文住宅を探す方がいいです。
理想のマイホームを手に入れる方法
週末は庭でバーベキュー、アイランドキッチン、広いリビングなど理想のマイホームは人によって違います。
そのため自分が理想としているマイホームを建売で探すのは困難です。
一度の大きな買い物、妥協したくはありません。
こちらの記事で詳しく解説しています。
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まとめ
戸建ての家を探すなら、建売か注文住宅か十分に検討する必要があります。
価格から考えると建売の方が安いですが、「安っぽく見える」「同じような家が並ぶ」「手抜き工事の可能性」があります。
住宅を選ぶなら、一生住むことを考えて慎重に判断した方が良いです。
私は建売にして間取りや庭など後悔しました。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。