副業なのに税理士に依頼する必要あるのかな...。
税理士の選び方に失敗しないためにはどうしたらいいんだろう...。
こんな悩みを感じたことはないでしょうか。
外にでると「〇〇税理士事務所」と看板があるけど、いきなり訪問するのは勇気が入りませんか。
税理士の知り合いがいなければ、税理士に依頼したくてもどの税理士を選んでいいか悩んでしまいます。
そんな悩みに税理士事務所勤務15年以上、4つの税理士事務所経験した私が解説します。
この記事を読んで「自分で確定申告できたら税理士に依頼する必要がないのでは...。」と思っていませんか?
実はたとえ自分で確定申告できても、税理士に依頼するメリットがあります。
税理士の選び方を失敗しないためには「自分が何を求めているか」をはっきりすることが大切です。
今回は税理士の選び方、さらに副業をしている人が税理士を選ぶ5つのポイントについて具体的に解説します。
副業の税理士の選び方5つ
税理士の選び方は色々ありますが、副業をしている人が税理士を選ぶときは以下の5つを基準にするといいです。
副業の税理士の選び方
・副業に強い
・本業が終わった後でも相談できる
・説明がわかりやすい
・税理士事務所の職員の年齢
・市町村が同じ
選び方①:副業に強い
「副業が会社にバレても大丈夫!」という人は少ないのではないでしょうか。
「税金が少し多くなっても副業がバレない方法を選ぶ」と考えている人もいますが、そんな人は副業に強い税理士を選ぶことで解決します。
選び方②:本業が終わった後でも相談できる
相談したいときに相談できる税理士がいると心強いです。
本業で仕事をしている時は、副業について税理士に相談したいことがあってもなかなかできません。
相談するタイミングを逃してそのままになってた...。
こんなことになってはせっかく税理士に依頼していても、最高のサービスを受けることができません。
そうならないためには、本業が終わった後に相談できる税理士を選ぶといいです。
選び方③:説明がわかりやすい
専門用語を噛み砕いてわかりやすく説明してくれる税理士の方が気軽に相談しやすいです。
税理士の中には専門用語を多用して説明する人もいます。
知識があればいいですが、知らなければ何を説明しているか理解するのが難しいです。
こんな話しは珍しいことではありません。
これは専門用語ではなく、相手にあわせた説明ができる税理士を選ぶと解決します。
聞き返した後でも同じ説明だったら、噛み砕いて説明するのが苦手な税理士の可能性があるよ。
選び方④:税理士事務所の職員の年齢
担当するのは税理士ではなく、税理士事務所の職員の可能性が高いです。
そのため事務所へ相談に行ったときには、職員の年齢を確認するといいです。
担当がひんぱんに変更になると、担当者に同じ説明を何回もすることになります。
さらに事業を理解してくれるまでに時間がかかり、アドバイスも少ないです。
職員の人数にもよりますが、40〜50代くらいの人が一人はいると良さそうです。
選び方⑤:市町村が同じ
市町村が同じだと、その市町村独自の内容に詳しいです。
たとえばふるさと納税ですが、ふるさと納税が原因で副業がばれることがあります。
それはふるさと納税をしたことによる住民税の減額を、副業の住民税から優先的にひく市区町村があるからです。
ふるさと納税が副業から優先的に引かれると以下のことが考えられます。
メモ
副業の住民税がふるさと納税の減税額を超えてしまう
↓
住民税が普通徴収から特別徴収に変わる
↓
会社に届く住民税の通知書には副業を含めた住民税の総額が記載され、他に収入があることがばれる
これは市区町村によって取扱が違うことがありますが、市町村が同じ税理士だと教えてくれるかもしれません。
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副業でも税理士に依頼するか迷ったときに確認すること
副業なのに税理士に依頼する必要はあるのでしょうか。
特に自分で確定申告ができる場合「依頼するとお金がかかるのでもったいない」と考えがちですが、稼いでいる人ほど税理士に依頼する方がいいです。
ここでは税理士に依頼するか迷ったときに確認することについて解説します。
平日の税務調査に対応できるか?
適正な申告をしていても税務署が調査にくることはあります。
税務調査は平日、なにも予告なく突然くることも珍しくありません。
そんなとき本業が忙しければ税務調査の対応が難しくなります。
ある程度の日程調整ができるので、対応ができるね。
税理士によっては税務調査の立ち合いを依頼できます。
一人で対応するよりも、税金のプロに立ち合いを依頼する方が安心ではないでしょうか。
1週間でどのくらい稼げるか?
その間はいつもよりも稼げない。
確定申告を自分でしたことがある人はわかると思いますが、1から自分で確定申告をすると時間がかかります。
そしてその間は副業で稼げないと考えた方がいいです。
ボリュームにもよりますが、これは会計ソフトの使い方や確定申告書の作成に慣れている場合です。
調べながらであれば1週間はかかりそうです。
1週間で稼げる金額よりも税理士に依頼する報酬の方が安ければ、費用はかかっても手元に残る金額は増えます。
所得の種類・控除の内容によって違いますが、以下は確定申告報酬の目安です。
売上規模 | 記帳は自分で | 丸投げ |
500万未満 | 5万円 | 10万円 |
500万〜1000万 | 7万円 | 15万円 |
1000万〜3000万 | 10万円 | 20万円 |
税理士報酬は経費になるので、その分税金が減ります。
毎月の収支が把握できているか?
確定申告が近づくと1年分まとめて収支をつけていませんか?
その状況だと、今どのくらい利益が出るかわかるのは確定申告の時期です。
税金大丈夫かな...。
毎月の収支を把握することで、将来の税金の目安がわかります。
「毎月収支を把握したいけど時間がない」ときは、税理士に依頼する選択もあります。
税理士の選び方を失敗する2つの理由
税理士の選び方に失敗するよくある理由は「知り合いの紹介」「税理士報酬が安かったから」の2つです。
失敗理由①:知り合いの紹介
税理士の選び方で多いいのが「知り合いの紹介」ですが、必ずしもいい結果になるとは言えません。
むしろ失敗することも珍しくないです。
紹介してくれる知り合いは「いい税理士」だと思って紹介してくれますが、それは知り合いにとっては「いい税理士」かもしれませんが、あなたにとって「いい税理士」とは限りません。
税理士の試験は科目ができ、全ての税金に詳しいわけではありません。
失敗理由②:税理士報酬が安かったから
税理士報酬が安いのには理由があります。
安い理由
・年末調整や償却資産は別報酬
・訪問サービスが受けられない
・経理の知識が求められる(自社で会計ソフトにデータを入力)
税理士報酬が安いと必要最低限なサービスしか受けられない可能性があります。
また費用や時間を削減するために、経験の浅い職員が対応することも考えられます。
税理士の選び方を失敗するとどうなる?
税理士は一度契約するとすぐに変更することがなく、2〜3年ほど依頼することも珍しくありません。
そして税理士と頻繁に会うことはなく「税理士の選び方を失敗したかな... 」とすぐに気付くわけではありません。
思っていたサービスが提供されない
税理士の選び方を失敗するとこんなことになります。
この失敗は税理士に色々なことを期待している時に起こりやすいです。
これは自分が予想している以上のサービスを受けているので、税理士に失敗したとはなりにくいです。
しかし、こんな状況ではどうでしょう。
これはよくあることです。
税理士が毎月、訪問することはあまりありません。
税理士に依頼すると担当者がつくのですが、税理士事務所によっては担当者も毎月訪問しないこともあります。
自社の事業のことを理解してくれない
例えばアフィリエイトについて税理士や税務署に問い合わせると「アフィリエイトってなに?」よく言われます。
自分がしている事業に詳しい税理士を選んだ方が失敗は少ないです。
後から請求される
安い税理士を選ぶと後から追加で請求されることがあります。
税理士側から見積もりを出さず、仕事が完了したあとに請求されることも珍しくありません。
税理士の選び方を失敗しないためのチェックポイント
「あなたは税理士に何を求めていますか?」これがはっきりしていないと、税理士の選び方に失敗する可能性が高いです。
例えば「税金のことが分からないから税理士に依頼したい」これを病気に例えると「体の具合が悪いからお医者さんに診てもらい」と同じ内容です。
この状況だと税理士に依頼しても、自分が本当に求めているサービスを受けられず税理士の選び方に失敗すると思いませんか?
こうならないためにも「税理士に何を求めているか」をはっきりさせることが大事です。
依頼したい内容の例 | 依頼したい税理士 |
確定申告のみ | 確定申告をしてくれる |
決算書と確定申告書の作成 | 決算書と確定申告書を作成してくれる |
領収書の整理から確定申告までを丸投げ | 丸投げを引き受けてくれる |
毎月試算表がほしい | 毎月処理をしてくれる |
税金対策をしたい | 税金対策を提案してくれる |
副業がバレたくない | 副業の税金に詳しい |
法人になる予定 | 会社設立や法人成りに詳しい |
税理士事務所はたくさんありますが、すべての税理士事務所が同じ対応ではありません。
自分が求めていることを得意とする税理士に依頼することが大事です。
しかし自分が求めている税理士を、税理士事務所のHPや口コミで調べるのは大変です。
調べることに時間がかかり「税理士は決まっていない」「副業の作業時間が減った」なんて状況は時間がもったいないです。
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副業の税理士は「税理士ドットコム」で
税理士紹介サイトは複数ありますが、そのなかでも副業をしている人には税理士ドットコムがいいのではないでしょうか。
本業以外の土日や夜間に相談できるので、自分のライフスタイルにあわせて相談できます。
税理士ドットコムの特徴
・土日や夜間に相談ができる
・運営14年以上、税理士紹介サイトのなかで唯一の上場企業
・全国対応
・登録税理士が5900名
・コーディネーターが無料で紹介
税理士ドットコムの評判
いくらよさそうなサービスでも評判が良くなければ利用しないほうがいいです。
税理士ドットコムの評判は税理士ドットコムの公式HPに書かれています。
口コミの中には個人事業主の口コミもありました。
公式のHPに悪い口コミがなかったので、悪い口コミを調べてみました。
安いだけで選んで失敗した
フリーダイヤルに電話したら寝てたであろうスタッフさんが出てきた
紹介された税理士が少なかった
どの紹介サイトを使っても、ミスマッチは起こる可能性があります。
失敗を少なくするために、面談の時にはこんなことを確認しておくといいです。
確認すること
・どこまでサポートしてくれるのか
・追加で発生する費用はないのか
・自分でする作業は何か
・自分の事業に詳しいか(同じ業種のクライアントがいるのか)
・訪問してくれる頻度は(毎月依頼する場合)
面談をすると契約になることが多いいです。
気になることについては、できるだけ話しを聞いておきましょう。
実際に面談をして納得ができなければ、複数の税理士を面談することをおすすめします。
税理士ドットコムはここをクリックして「メールでお問い合わせ」をクリックします。
こんな画面になります。
必要事項を入力してクリックします。
青文字は書き換えてね。
テンプレ
税理士ドットコム 担当者様
お世話になっております。
税理士を探しており、以下は条件や現状になります。
【探している税理士の条件】
・副業に強い方
・ネットビジネスに強い方
・専門用語をあまり使わずに説明してくれる方
・〇〇万円以内で確定申告をしてくれる方
・土日や夜間でも対応できる方
・メールやチャットーワーク、slackなどのツールでも対応できる方
・領収書を丸投げしても大丈夫な方
【現状】
・確定申告は青色申告 又は 白色申告
・売上の規模は年収〇〇万円
・事業内容:ネットビジネス(アフィリエイト、ライター、せどりなど)
・副業 フリーランス
・開業届出を提出している 提出していない
・現在契約している税理士はいない
・会計ソフトは使用していない 使用している(freee マネーフォワード 弥生会計など)
どうぞよろしくお願いいたします。
一度相談をしておくと、このサービスで税理士が見つからなくても、どんなことを聞かれたりするか参考になります。
無料サービスなので利用しない方が損です。
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税理士に相談するときにあった方がいい資料
税理士にはじめて相談するとき、資料はいらないことがありますが資料があった方がより具体的な相談ができます。
あると具体的な話しができる資料 | ・確定申告の控え(直近3年分) ・試算表 ・総勘定元帳 |
期限が近いときに持っていくべき資料 | ・試算表 ・賃金台帳 ・リース契約書の写し ・賃貸借契約書の写し ・領収書 ・請求書 ・通帳の写し ・棚卸表 |
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税理士ドットコム以外の税理士紹介サイト
税理士紹介ネットワークは、登録されている税理士は独自の審査を合格している税理士です。
独自審査の基準はわからないですが、一定の質が保証できそうです。
しかし独自審査があるので、他の税理士紹介サイトに比べて登録されている税理士の人数は少ないでしょう。
税理士紹介ネットワークの特徴
・コンシェルジュが税理士と事前交渉
・税理士は登録に審査がいる
・全国対応
・成約お祝い金制度がある
・無料
お祝い金目当てに利用すると目的が変わってしまいます。
まとめ
税理士の選び方は色々ありますが、副業をしている人が税理士を選ぶときは以下の5つを基準にするといいです。
副業の税理士の選び方
・副業に強い
・本業が終わった後でも相談できる
・説明がわかりやすい
・税理士事務所の職員の年齢
・市町村が同じ
税理士と契約すると長くお付き合いをすることが多いいので慎重に選びましょう。
評判を良い税理士を探すのも良いですが、まずは自分が税理士に何を求めているかを整理してはいかがでしょうか。
そうすることで自分が税理士に何を求めているかがわかり、理想とする税理士を選びやすくなります。
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