フェンスは後付けでも設置できるけど、フェンスっているのかな?
こんな悩みを抱えていないでしょうか。
フェンスがない建売は珍しくありません。
建売の購入を考えるとき家の中を重点的にみますが、意外と盲点なのが敷地周りのフェンスです。
そこで、今回は建売のフェンスについてご紹介します。
フェンスがない建売の購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。
建売にはフェンスがないことが多い
分譲中の土地は売り出し時に住宅メーカーによってブロックで仕切られています。
しかし、分譲地では様々な理由によりフェンスがないことが多いです。
ここでは建売にフェンスがない2つの理由について説明します。
建売にフェンスがない理由①:圧迫感がでるため
フェンスがあると圧迫感を感じ、建売が狭く感じます。
住宅メーカーが建売を建てる場合、決められた土地の範囲により多くの住宅を建てたいのです。
そのため1つの土地の広さが狭いことが多いです。
狭い土地に住宅をギリギリに建てると、周りの残っている土地が少なくなります。
さらに、そこにフェンスを建ててしまうと、建っている住宅とフェンスの間が狭くなり大きな圧迫感を感じてしまいます。
その圧迫感をさけるため、あえてフェンスを建てずに売り出しています。
建売にフェンスがない理由②:コストを抑えるため
フェンスを設置すると、建売の価格が高くなります。
建売は数千万と高額な金額なため、少しでも価格を抑えたいものです。
「フェンスありの建売2,200万、フェンスがない建売2,000万」だったら、どっちの建売にしますか?
多くの方がフェンスがない建売2,000万を選ぶのではないでしょうか。
住宅を購入するにあたって多くの人は費用は最小限に抑えたいです。
思っていたよりも住宅購入には建物代金だけではなく、諸費用がかかります。
外構まで費用をかけられないことも多いです。
そのためフェンスなど、直接今の生活に不便を感じさせないものは後回しになりがちです。
そもそもフェンスは必要なのか?フェンスの役割
フェンスがない建売がありますが、そもそもフェンスは必要なのでしょうか?
フェンスがなくても問題なければ、フェンスがない建売でも大丈夫です。
私の場合フェンスがあり、隣の家との境界がはっきりと確認でき助かったことがあります。
隣の家には植栽があり、我が家にも植栽があります。
お互いに暗黙の了解で、植栽がフェンスを越えて敷地内に入らないように気を付けています。
もしフェンスがなければ境界が曖昧になり、そういった気遣いもできないでしょう。
他にもフェンスがないと歩行者や近所の人が気付かないうちに、自宅敷地内に入ってしまっていることもあるでしょう。
フェンスがないことで視界も開け、不審者の侵入も防げます。
フェンスを後付けする場合の注意点
建売にフェンスがない場合、フェンスを後付けすることができます。
ここでは、フェンスを後付けする場合の注意点についてご紹介します。
不動産会社に後付けできるか確認
契約時にフェンスを付けない場合でも、不動産会社に後付けできるのか確認しましょう。
物件によっては、はっきりと境界線をつけていない場合があります。
境界があいまいで、のちにフェンスをつけたいと思っていても、それが隣人とのトラブルに発展する可能性が出てきます。
隣の家とのトラブル防止。境界線の確認
フェンスを後付けすることで、隣の家とトラブルになることがあります。
トラブル防止のためにも、フェンスを後付けするときは事前に境界線の確認をすることが大切です。
フェンスをつける場合、境界線がはっきりしているかどうかで後付け時のトラブルが避けられることがあります。
自分の敷地内に建てる場合は問題ありませんが、物件によっては境界線は隣地との共有部分になっていることがあります。
共有の場合、いざフェンスを建てたいと考え施工するときは隣人にも同意を得る必要があります。
もし、隣人が断った場合はフェンスの後付けは難しいです。
フェンスの後付けが難しいときは目隠し
フェンスの後付けが難しいときは、境界線の内側に自分でDIYをして設置することも可能です。
隣人がフェンスを建てることを一度嫌がったことを考えると、きちんとどのようなものを設置するのか説明し、納得を得てから実行することが今後の隣人との関係性を良好に保つことに繋がります。
フェンスを後付けする場合の費用は、設置するフェンスの種類にもよりますが50万以上かかります。
しかし、ラティスなどであれば手軽に目隠しをすることも出来ます。
ラティスは近所のホームセンターなどで、簡単に購入可能です。
まとめ
建売にフェンスがないことは珍しくありません。
また、住宅購入時はフェンスのことまで気が回らないことがほとんどです。
しかし、フェンスがないことでその後の隣人との関係性にも影響することがあります。
何十年と住む予定の土地と住宅で、近隣とのトラブルは避けたいものです。
建売のフェンスは、住宅メーカーとの売買契約時やその前に図面や契約書をしっかりと確認してしょう。
その時はやることが多すぎて面倒だなと思うこともあります。
しかし、それが今後暮らしやすくするための少しの手間だと思ってください。