結婚して念願のマイホームを検討している方もいるのではないでしょうか。
中でも建売は実際に物件を見て決められるので、購入後の想像がしやすいです。
ただし、すでに間取りが決まっているため妥協するか迷う点もあります。
こういった悩みを感じる方は珍しくありません。
そこで、今回は「玄関」についてちょうどいい広さはどれくらいなのか、玄関が狭いことによるデメリット、玄関を広く魅せるコツをご紹介します。
玄関の広さについて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
建売の玄関は狭いのか?標準的な広さは3畳
建売の玄関の広さは、3畳が標準と言われることが多いです。
では実際、3畳は使いやすいのでしょうか?
2畳と4畳の玄関とも比較してご紹介していきます。
建売の玄関の広さ:3畳は標準
3畳は一般的な玄関の広さ、これから家族が増える予定の方は特に3畳は確保したいです。
3畳といっても1畳:土間、1畳:ホール、1畳:収納で使用することが多いです。
靴や玄関に置きたい物を収納する場所の確保ためにも必要な広さではないでしょうか。
3畳あると狭いとは感じにくいです。
建売の玄関の広さ:2畳は狭く感じる
2畳は実はマンションに多い玄関の広さ「少し狭そう」と感じた方もいるのではないでしょうか。
せっかく建売住宅を購入するのであれば、家の顔である玄関は広い方が心にゆとりができます。
収納場所を確保しようとすると、靴を置いたりするホールの部分がかなり狭くなります。
そのためもう少し広さに余裕が欲しいところです。
建売の玄関の広さ:来客が多い場合は4畳以上
4畳は広いと感じられる広さ、収納以外にも靴を履くためのベンチや自転車・ベビーカーなどを置くことも可能です。
また来客が多いお宅の場合は、数名お客さんが家に上がる際も外で待たせることなく玄関に入ってもらうことができます。
人の出入りが多い家であれば4畳あって良いのですが、その分他のスペースが削られてしまうのが難点です。
リビングなど普段過ごす場所の広さを確保したいのであれば、一時的に使用する玄関に4畳使うかは悩みどころです。
玄関が狭いと後悔する3つのこと
「玄関は狭くてもいいや」と思っている方もいるでしょう。
しかしちょっと待ってください!玄関は毎日使う場所です。
後悔せずに家を購入するためにも、ここでは玄関が狭いことで生じるデメリットをご紹介します。
靴を履くのが一人ずつの順番になる
玄関が狭いと家族で出掛ける際、一人ずつ靴を履かなければなりません。
2人だけならそこまで時間はかからないかもしれませんが、子どもがいると一人にかかる時間が増え玄関前で渋滞が起こります。
玄関ではスムーズに人の出入りができる方がストレスなく生活することができます。
また帰宅した際にも一人ずつしか玄関に入ることができないので、玄関外でもたつきストレスに感じます。
荷物が多い時や寒い日・暑い日など、すぐに家に上がりたい時に煩わしく感じてしまう可能性があります。
来客があったときに立っている場所が少ない
突然の来客は玄関先でのやり取りのみで済ますため、お客さんに少し玄関で待ってもらうこともあります。
その際玄関が狭いと待っていてもらう間、窮屈な想いをさせてしまうかもしれません。
また靴などをホールに出していると、余計お客さんが立って待つ場所が手狭に感じます。
家に来るお客さんに少しでも玄関でゆっくりしてもらうためにも、玄関は狭くない方が良いです。
玄関に物が置けない
玄関は意外と置きたいものが多いです。
たとえば靴以外にもベビーカー・趣味の道具・アウトドア用品・家の中にあげたくないものなどです。
靴だけでも4人家族の場合、一人3足持っていたら12足も収納する場所を確保する必要があります。
シューズインクローゼットを置くと必然的にその他のものは玄関に直置きです。
私はベビーカーを玄関に直接置いていますが、それだけで圧迫感があり玄関が狭く感じます。
また導線の妨げにもなりますので、玄関は広さをしっかりと確保することをおすすめします。
玄関をおしゃれ、広くするシューズインクローゼットについては、こちらで詳しく解説しています。
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狭い玄関と感じさせない工夫
どうしても購入したい建売の玄関が狭いということはあります。
建売物件のため玄関の広さを変えることは難しいですが、狭い玄関と感じさせない工夫をすることはできます。
ここでは狭い玄関を少しでも広く見せるための工夫を3つご紹介します。
狭い玄関と感じさせない工夫①:鏡を置く
玄関に全身の映る鏡を置くと、鏡に玄関が映り空間を広く魅せることができます。
また出掛ける際、身なりを整える場所としても使えるので一石二鳥です。
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狭い玄関と感じさせない工夫②:収納を広くする
先ほど述べたように、玄関に物を直接置くとそれだけで圧迫感があり玄関がより狭く感じられます。
そのため収納を広くして「物を見せない工夫」をすることも一つの手です。
既存の収納スペースがない場合は、新たに棚などを購入するのもおすすめです。
雑多に置いてあるという環境を避け、玄関はすっきりとさせましょう。
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狭い玄関と感じさせない工夫③:ダウンライトなどの照明をつける
玄関の土間部分に照明がついている場合、ホール上部にダウンライトなどのライトを追加してみるのも広く魅せるコツです。
土間部分だけに照明があると、靴を履く際自分の影がホールにできるので視覚効果で狭く見えてしまいます。
そのためホール上部にダウンライトを設置し、影のできない工夫をすると狭く見えなくなります。
後付けができる照明もあるので、購入予定の家の玄関の照明をぜひチェックしてみてください。
また人感センサー付きのものもあり、帰宅時に手がふさがって電気をつけられない時など便利でおすすめです。
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まとめ
玄関が狭いと様々な場面で後悔してしまうため、あまりおすすめできません。
玄関が狭いことによるデメリットは以下です。
メモ
・玄関での出入りに時間がかかってしまう
・来客があった際、窮屈な想いをさせてしまう
・物を置けない
玄関は家の顔、毎日使う場所になりますので、少しでも広い玄関の方が心に余裕が生まれます。
これから家族計画のあるご夫婦は特に広い玄関の方が使いやすいですが、気に入った物件が狭い玄関の場合は広く魅せる工夫をしてはいかがでしょう。