玄関入ってすぐリビングのレイアウトは失敗するとプライバシーを損ないます。
普段は気にならなくても来客時や宅急便が届いた時、玄関からリビングに入るドアを開けっぱなしにしておくと「部屋が丸見え」なんてことは珍しくありません。
さらに収納スペースが減り、外のゴミやホコリが入るデメリットがあります。
この記事では玄関入ってすぐリビングが見えるレイアウトの注意点と対策をご紹介します。
玄関入ってすぐリビングのレイアウト例
玄関入ってすぐリビングの間取りって、工夫次第でとっても魅力的になるんです。開放感があって広々とした空間を活かせるし、家族とのコミュニケーションも取りやすいのがメリット。
ここでは、玄関入ってすぐリビングのレイアウト例を3つのポイントに絞ってご紹介しますね。
玄関とリビングの間に仕切りを設ける
玄関入ってすぐリビングだと、どうしても外から丸見えになってしまうのが気になる…って人も多いはず。そんな時は、玄関とリビングの間に仕切りを設けるのがおすすめです。
仕切りを作ることで、リビングのプライバシーを守りつつ、空間をゆるやかに区切ることができます。圧迫感が出ないように、視線を遮りつつも光を通す素材やデザインを選ぶのがポイントです。
例えば、背の低い収納棚や観葉植物を置くだけでも、さりげなく空間を分けることができます。ガラスブロックや格子状のパーテーションを使えば、光を取り込みつつもおしゃれな雰囲気を演出可能です。
さらに、暖簾やロールスクリーンは、必要な時にだけ仕切ることができるので、フレキシブルな空間作りに役立ちます。来客時や、リビングでくつろぎたい時にサッと仕切れば、プライベート空間を確保できますよ。
このように、仕切りをうまく活用することで、玄関入ってすぐリビングでも快適でスタイリッシュな空間を作ることが可能です。
玄関に収納スペースを設ける
収納スペースを充実させることで、玄関周りをスッキリと整理整頓できます。靴や傘はもちろん、コートやバッグ、アウトドア用品など、玄関に置いておきたいものは意外と多いですよね。
例えば、天井まで届く大容量のシューズクロークを設置すれば、たくさんの靴を収納することができます。また、可動棚付きの収納棚なら、収納する物のサイズに合わせて棚の高さを調節できるので便利です。
さらに、玄関にベンチを置くのも良いアイデアです。ベンチ下に収納スペースを設ければ、靴を履くときに座る場所を確保しながら、収納力もアップさせることができます。
収納のコツとしては、見せる収納と隠す収納を組み合わせること。おしゃれな収納ボックスやバスケットを使えば、見せる収納も楽しめます。玄関をスッキリと整理整頓することで、リビング全体の印象も良くなります。快適で美しい空間を保ちましょう。
リビング階段を活用する
リビング階段は、空間を立体的に見せる効果があります。階段のデザインや素材によって、リビング全体の雰囲気をガラリと変えられます。
例えば、スケルトン階段は開放感がありモダンな印象を与えるでしょう。
また、階段下のスペースを有効活用するのも良いです。収納スペースとして活用したり、書斎コーナーやキッズスペースを作ったりすることもできます。さらに、階段の壁に絵画や写真を飾ったり、おしゃれな照明を取り付けたりすることで、リビング階段をより魅力的に演出できます。
リビング階段をうまく活用することで、玄関入ってすぐリビングでも、個性的な空間を作ることが可能です。
玄関入ってすぐリビングの後悔
玄関入ってすぐリビングの後悔は以下が考えられます。
玄関入ってすぐリビングのデメリット
- 外からリビングが丸見え
- 冷暖房効率が下がる
- 収納スペースが減る
- 玄関の匂いがリビングに入る
- 外のゴミやホコリが入ってくる
外からリビングが丸見え
玄関入ってすぐリビングの最大のデメリットは外からリビングが、丸見えになってしまうことです。玄関を開けただけで、家の前を通行している人にもリビングが見えてしまうこともあります。ちょっとしたことでも、家族がくつろいでいる空間が丸見えになってしまいます。
プライベートな空間を他人にみられるのは気持ちのいいものではないです。あまり他人に家の様子を知られたくない人にはおすすめできません。リビングの大きな窓も、外から丸見えになる恐れがあります。
冷暖房効率が下がる
玄関からの外気が直接リビングに入ってきてしまいますので、夏はせっかく冷房で冷やした部屋が玄関を開けるたびに温度が上がってしまいます。冬は温めた部屋に、北風がビューっと入ってきたりすることも珍しくありません。
食品や、ガソリンなどの燃料の値上げが相次ぐ中で、電気代やガス代も値上げされています。その中でも電気代は過去5年間で最高の高水準となり、冷暖房費が余計にかかってしまうのはとても痛いです。
収納スペースが減る
リビングと玄関を一体化させると、シューズクロークやコートなどを掛けるクローゼットなど、収納スペースが作りづらくなります。海外では玄関で靴を脱がないところもありますが、日本では靴を部屋の中で履くことはなかなかありません。
靴やコートをたくさんお持ちの方ですと、この点は大きな問題です。玄関にどれぐらいの収納を備え付けたいか、あらかじめ考えておくとよいです。
玄関の匂いがリビングに入る
夏場は玄関の靴の臭いがリビングに流れ込み、リビングのエアコンの効果が低下する可能性があります。冬場は逆に、玄関からの冷気がリビングに流れ込み、寒さが増します。
外のゴミやホコリが入ってくる
玄関とリビングが直結しているため、ドアの開閉により外気がリビングに流入しやすいです。春や秋などの穏やかな季節は問題ないかもしれませんが、夏の暑さや冬の寒さの時には望ましくないこともあります。
廊下のない家について詳しくは、以下の記事で確認できます。
玄関からリビングが見える場合の5つの対策
玄関からリビングが見える場合の対策
- パーテンションで仕切りをする
- スライド式の扉を設置する
- 宅配ボックスを設置する
- 収納豊富な家具を設置する
- 玄関周りをおしゃれにして気をそらす
パーテンションで仕切りをする
パーテンションは玄関とリビングの間におしゃれな区切りを設ける効果的な方法です。ポストカードやドライフラワーを飾ることで、視線をリビングからパーテーションへと誘導できます。
これにより、リビングのプライバシーを守りつつ、玄関にもデザイン的な価値を加えることができます。
スライド式の扉を設置する
スライド式の扉はスペースを有効活用しながら、玄関とリビングを簡単に仕切ることができます。たとえば、天井まで届く大きな棚を仕切りとして使用し、ライブラリーとしても利用することで、空間に彩りと機能性をもたらします。
宅配ボックスを設置する
宅配ボックスの設置は、玄関からの視線をそらすのに役立ちます。さらに、宅配物の受け取りをもっと便利にするための実用的な解決策となります。
収納豊富な家具を設置する
収納豊富な家具を設置することで、玄関とリビングの間に目隠しとして機能させることが可能です。
たとえば、天井突っ張り式の木板ラダーラックを使用すると、玄関からの目隠しになるように設置でき、小物を置いたり、帽子やカバンを掛けたりすることもできます。
玄関周りをおしゃれにして気をそらす
玄関周りをおしゃれにすることで、訪問者の視線をリビングではなく、玄関のデザインに注目しやすいです。美しい植物やスタンドミラーなどを配置することで、玄関を魅力的なスペースに変えることができます。
玄関入ってすぐリビングが見えるレイアウトの気になるQ&A
玄関入ってすぐリビングのレイアウトが向いている人は?
リビングを広く使いたい、自由な間取りにしたい人に向いています。
玄関入ってすぐリビングのレイアウトが向いていない人は?
外からや来客時にリビング見えることに抵抗がある人には向いていません。
またファミリークローゼットやシューズクロークを設置したい人は、設置できない可能性があります。
玄関入ってすぐリビングが見えるレイアウトのまとめ
玄関入ってすぐリビングのレイアウトは、玄関入ってすぐリビングが見えるケースと玄関とリビングの間に仕切りケースの2通りです。
玄関入ってすぐリビングのレイアウトは、開放感のあるリビングが広がるや間取りの自由度が増えるなどのメリットがあります。
しかし、外からリビングが丸見え、冷暖房効率が下がるなどのデメリットがあります。
パーテンションで仕切るなどの対策をして、ステキなマイホームにしましょう。