お風呂マグネットは「マグネットがさびるのではないか」「落下してケガをしないだろうか」などのデメリットに悩んでいないでしょうか。
お風呂マグネットのデメリットは、
- 壁を傷つけてしまう
- 隙間に水垢やカビが発生しやすくなる
- 落下リスクがある
- 設置する場所が限られる
- 賃貸住宅では使用できない可能性がある
です。
しかし、さびにくいマグネットや機能性、磁力などで対策可能です。
この記事では、お風呂マグネットのデメリットについて解説します。
さびる可能性や選び方についても、わかる内容になっています。
お風呂マグネットを利用する5つのデメリット
お風呂マグネットはシャンプーボトルや石鹸置きなど、お風呂グッズを浮かせる収納で掃除の手間を省けるだけでなく、カビやヌメリの発生も抑えられるため人気です。
しかし、お風呂マグネットを導入する前に、知っておきたいデメリットがあります。
お風呂マグネットのデメリット
- 壁を傷つけてしまう
- 隙間に水垢やカビが発生しやすくなる
- 落下リスクがある
- 設置する場所が限られる
- 賃貸住宅では使用できない可能性がある
ここでは、お風呂マグネットを利用するデメリットについて解説します。
デメリット1:壁を傷つけてしまう
強力な磁力を持つマグネットは、お風呂の壁を傷つけてしまう恐れがあります。
壁紙や塗装が薄い壁は、マグネットの重みによって凹んだり、剥がれたりしてしまうリスクがあるため注意が必要です。
せっかく設置したマグネット収納が、壁の傷の原因になってしまうなんて、本末転倒です。
対策
- マグネットの設置前に、壁の材質や強度を確認する
- 壁紙や塗装が薄い場合は、マグネットシートや吸盤付きの収納グッズを検討する
- 強力な磁石を使用する場合は、壁に負担がかからないように設置場所を工夫する
デメリット2:隙間に水垢やカビが発生しやすくなる
お風呂マグネットは、水濡れやカビに強い素材で作られているものがほとんどです。
しかし、マグネットと壁の間に隙間ができると、そこに水垢やカビが発生してしまう可能性があります。
せっかく浮かせる収納で掃除を楽にしようと思っていたのに、逆に掃除の手間が増えてしまうなんてことになりかねません。
対策
- マグネットと壁の間に隙間ができないように、しっかりと貼り付け
- 定期的にマグネットを外して、壁とマグネットの両面を掃除する
- 水垢やカビが発生しやすい浴室環境に適した素材のマグネットを選ぶ
デメリット3:落下リスクがある
シャンプーや石鹸など、重たいボトルをマグネットで吊り下げる場合、耐荷重を超えると落下してしまう恐れがあります。
マグネットが落下すると、ボトルが破損したり、壁や床に傷がついたりするだけでなく、ケガをするため注意しましょう。
対策
- マグネットの耐荷重を必ず確認し、その範囲内に収まるように使用する
- 重たい物は複数のマグネットで支えるようにする
- マグネットが弱ってきたと感じたら、新しいものに取り替える
デメリット4:設置する場所が限られる
お風呂マグネットは、磁力に影響を与えるものがあると、本来の力を発揮できない場合があります。
たとえば、金属製の壁や浴槽、電気製品の近くは避けましょう。
せっかく設置したマグネットが、すぐに落ちてしまうなんてことになりかねません。
対策
- 磁力に影響を与えるものがない場所に設置する
デメリット5: 賃貸住宅では使用できない可能性がある
賃貸住宅にお住まいの方の場合、壁に穴を開けたり、傷をつけたりする行為が禁止されていることがあります。
お風呂マグネットを設置する前に、必ず大家さんや管理会社に確認を取るようにしましょう。
せっかく設置したマグネットが、退去時にトラブルの原因になってしまうなんてことになりかねません。
対策
- 事前に大家さんや管理会社に確認する
- 壁に穴を開けずに設置できるマグネットや吸盤付きの収納グッズを検討する
トイレのブルーレットも、賃貸では禁止されることがあります。
詳しくは以下の記事で確認できます。
お風呂マグネットを利用する5つのメリット
お風呂マグネット利用すると掃除が楽になるだけでなく、収納も自由自在になり、狭いお風呂でも快適なバスライフを送ることができます。
お風呂マグネットのメリット
- 浮かせる収納でカビや水垢の発生を抑える
- 収納スペースを作れる
- シャンプーボトルのぬめりを防ぐ
- 浴室をおしゃれにできる
- 取り外して丸洗いできる
メリット1:浮かせる収納でカビや水垢の発生を抑える
お風呂場は湿気が多く、カビや水垢が発生しやすい場所です。
お風呂マグネットなら、床に置いたまま使うシャンプーボトルなどを浮かせることができるので、水切れが良くカビや水垢の発生を抑えられます。
メリット2:収納スペースを作れる
壁に直接取り付けられるマグネット収納は、好きな場所に設置できるのが魅力です。
シャンプーやリンス、ボディソープなど、よく使うものを手の届く範囲に収納すれば、ストレスフリーなバスタイムを実現できます。
また子供や高齢者など、家族それぞれの使いやすい高さに収納スペースを設けることで、誰もが快適にお風呂時間を過ごすことができます。
メリット3:シャンプーボトルのぬめりを防ぐ
床に置くと底面がヌメヌメになってしまうシャンプーボトルも、マグネットホルダーを使えば壁に浮かせることができます。
ヌメリ知らずで清潔に保てるだけでなく、ボトルの底面も汚れにくくなり、長く使い続けることが可能です。
メリット4:浴室をおしゃれにできる
マグネット収納は、機能性だけでなく、デザイン性の高いアイテムも豊富に揃っています。
おしゃれなマグネットアイテムを取り入れることで、自分好みの空間を作り上げることができます。
メリット5:取り外して丸洗いできる
マグネット収納は、壁に穴を開ける必要がなく、取り外して丸洗いできるものがほとんどです。
カビや汚れが気になったら、いつでも清潔な状態に保つことができます。
お風呂マグネットはさびる可能性がある
お風呂場は、シャンプーやボディソープなどの洗剤が飛び散ったり、水滴が残りやすいため、金属製のものは錆びやすい環境です。
ここでは、お風呂マグネットのさびについて解説します。
お風呂マグネットがさびる理由
お風呂マグネットが錆びる理由は主に2つあります。
水分・湿気
お風呂場は湿度が高く、水滴が残りやすい環境です。
水分が付着したまま放置すると、マグネット表面の保護膜が劣化し、金属部分が露出して錆びてしまいます。
洗剤
シャンプーやボディソープなどの洗剤は、金属を腐食させる可能性があります。
特に、塩素系漂白剤を含む洗剤は錆びの原因になりやすいので注意が必要です。
さびやすいマグネットの特徴
お風呂マグネットで特に錆びやすいのは、以下の2種類です。
注意ポイント
- 鉄製マグネット
- メッキ加工がされていないマグネット
鉄は錆びやすい素材として知られています。
安価なマグネットは、表面に塗装が施されているだけの鉄製のものが多いので、特に注意が必要です。
またメッキ加工は、金属表面を保護して錆びを防ぐ効果があります。
しかし、メッキ加工がされていないマグネットは、表面の金属が直接水に触れるため、錆びやすくなります。
さびにくいマグネットの特徴
さびにくいお風呂マグネットの特徴は以下です。
ポイント
- ステンレス製・樹脂製のマグネット
- メッキ加工がされているマグネット
ステンレス製や樹脂製は、鉄製に比べて錆びにくい素材です。
特に、ステンレス製のマグネットは、耐水性・耐熱性に優れているので、お風呂場でも安心して使用できます。
メッキ加工がされているマグネットは、表面の金属が錆びにくくなります。
メッキの種類によって耐久性が異なるので、できるだけ厚みのあるメッキ加工がされているものを選ぶと良いでしょう。
壁を開けずにお風呂マグネットを取り付ける方法
賃貸物件や、壁に穴を開けたくない場合は、お風呂マグネットの取り付けに悩みます。
ここでは、壁を開けずにお風呂マグネットを取り付ける方法を解説します。
マグネットテープの取り付け方
マグネットテープは、裏面が粘着テープになっているマグネットです。
100円ショップでも購入でき、手軽に試せるのが魅力です。
取り付け方
- 壁の汚れや水分を拭き取り、よく乾燥させる
- マグネットテープを必要な長さにカット
- マグネットテープの裏紙を剥がして、壁に貼り付ける
- しっかりと圧着するために、しばらく手で押さえる
壁の材質によっては、剥がれやすくなる場合があります。
重いものを収納する場合は、強力なマグネットテープを使用しましょう。
マグネットフックの取り付け方
マグネットフックは、マグネットテープと組み合わせることで、さまざまなものを浮かせる収納に活用できます。
シャンプーボトルやスポンジ、タオルなどを壁に収納することで、掃除もしやすく、見た目もスッキリします。
取り付け方
- マグネットテープを壁に貼り付ける
- マグネットフックをマグネットテープに引っ掛ける
マグネットフックの耐荷重を確認しましょう。
重いものを収納する場合は、壁の強度にも注意が必要です。
マグネットシートの取り付け方
マグネットシートは、マグネットテープよりも広い面に貼り付けることができます。
壁一面にマグネットシートを貼れば、自由に収納スペースを作ることができます。
取り付け方
- 壁の汚れや水分を拭き取り、よく乾燥
- マグネットシートを必要な大きさにカット
- マグネットシートの裏紙を剥がして、壁に貼り付ける
- しっかりと圧着するために、しばらく手で押さえる
マグネットシートは、マグネットテープよりも剥がれやすくなる場合があります。
貼り付ける前に、壁の材質を確認しましょう。
子供がいる家庭は、キッチンやパントリーの壁にマグカベを貼りつけることができます。
マグカベの磁力について詳しくは、以下の記事で確認できます。
お風呂マグネットの選び方
お風呂マグネットを購入しようとすると、種類が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまいます。
ここでは、お風呂マグネットの選び方について解説します。
種類で選ぶ
お風呂マグネットの種類は、大きく分けて3つあります。
参考
- 磁石タイプ:強力な磁力で重たい物も収納できるが、壁に金属部分がない場合は使用できない
- 吸盤タイプ:磁石タイプよりも磁力は弱いが、壁に金属部分がない場所でも使用できる
- 両面テープタイプ:手軽に設置できるが、時間が経つと剥がれ落ちてしまう可能性がある
それぞれの特徴を理解した上で、設置場所や用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
磁力で選ぶ
収納したい物の重さによって、必要な磁力が変わってきます。
参考
- 軽い物(スポンジ、シャンプーボトルなど):500g程度までの軽い物を収納する場合は、磁力1kg程度のマグネット
- 中程度の物(石鹸ボトル、ボディソープなど):500g~1kg程度の物は、磁力2kg程度のマグネット
- 重い物(シャンプーボトル詰め替え用など):1kg以上の重い物を収納する場合は、磁力3kg以上の強力なマグネット
ただし、磁力が強すぎると壁を傷つけてしまう可能性があるので、設置場所の素材などを考慮することが大切です。
デザインで選ぶ
お風呂マグネットは、シンプルなものからキャラクターものまで、さまざまなデザインがあります。
参考
- シンプル:白や黒などのベーシックカラーはどんな浴室にも合わせやすい
- キャラクター:子供がいる家庭では、子供が好きなキャラクターのマグネットを選ぶと、お風呂タイムが楽しくなる
自分の好みや浴室の雰囲気に合わせて、お気に入りのデザインを選びましょう。
機能性で選ぶ
収納したい物や用途に合わせて、機能性で選ぶことができます。
参考
- 水切れが良い:水切れの良い素材を使用したマグネットを選ぶと、カビや汚れを防ぐことができる
- サビに強い:浴室は湿気が多いので、サビに強い素材を使用したマグネットを選ぶ
- フック付き:シャンプーボトルなどを吊り下げるのに便利
- ラック付き:石鹸やシャンプーなどをまとめて収納できる
設置場所で選ぶ
お風呂マグネットを設置する場所によって、適した種類や磁力が変わってきます。
参考
- 壁:磁石タイプ、吸盤タイプ、両面テープタイプ
- 天井:磁石タイプ(強力な磁力のもの)
- ドア:磁石タイプ(強力な磁力のもの)
お風呂マグネットは、種類や機能も豊富なので、選ぶ際にはポイントを押さえることが重要です。
お風呂にはマグネットの他に、ふたを利用することがあります。
しかし、お風呂のふたはいらないケースもあるので、事前によく検討しましょう。
詳しくは、以下の記事で確認できます。
お風呂マグネットのデメリットに関するまとめ
お風呂マグネットのデメリットは
お風呂マグネットのデメリット
- 壁を傷つけてしまう
- 隙間に水垢やカビが発生しやすくなる
- 落下リスクがある
- 設置する場所が限られる
- 賃貸住宅では使用できない可能性がある
です。
落下リスクやさびる可能性は、お風呂マグネットを種類や磁力などで選ぶと対策できます。
さびにくいマグネットなどを選んで、収納スペースを作りましょう。