【賃貸でも可能】食器棚を使わない収納方法は？100均で見つかる食器棚の代わりになるもの

「キッチンが狭くて、食器棚を置くスペースがない」「食器棚は高いから、食器棚を使わない収納方法はないだろうか」と、悩んでいないでしょうか。キッチンの収納スペースに悩まされることってあります。

特に食器棚は場所を取るため、狭いキッチンでは食器棚が置けないことも珍しくありません。

「食器棚なしでも、スッキリ食器を収納できる方法ってないのかな？」「できれば、100均で揃うアイテムで、安くおしゃれに収納できたらいいのに」と、思うこともあるでしょう。

実は、ちょっとした工夫とアイデア次第で、食器棚なしで快適に食器を収納することができます。100均で手に入るアイテムを活用すれば、お財布にも優しく、自分だけのオリジナル収納スペースを作ることが可能です。

この記事では、食器棚を使わない収納方法や100均で見つかる食器棚の代わりになるもの、について解説します。この記事を読めば、あなたにあったキッチンの収納方法が見つかるでしょう。

【賃貸でも可能】食器棚を使わない収納方法

食器棚を使わなくても、食器をスッキリと美しく収納する方法はあります。具体的には、以下です。

ここでは、賃貸でもできる食器棚を使わない収納方法をご紹介します。どれも簡単に取り入れられるアイデアばかりなので、ぜひ参考にしてください。

吊り戸棚に収納する

キッチンの上部にある吊り戸棚。普段はあまり使っていない、なんて方もいるのではないでしょうか。実は、吊り戸棚は食器収納の強い味方です。

吊り戸棚は奥行きがあるので、意外とたくさんの食器を収納できます。また、キッチンの作業スペースを広く使えるのも魅力的です。ただし、高い位置にあるので、頻繁に使う食器の収納には向いていません。使用頻度の低い食器や、季節物の食器を収納するのがおすすめです。

収納のコツとしては、奥行きを活かすために収納ケースやボックスを活用することです。見た目もスッキリと整理できます。落下防止のためには、滑り止めシートを敷いたり扉にストッパーをつけましょう。

また、吊り戸棚に収納する際は、照明を設置するのもおすすめです。照明があると、棚の中が見やすくなり、食器の出し入れがスムーズになります。

キッチンの引き出しに収納する

引き出しに食器を収納する最大のメリットは、取り出しやすさです。かがんだり、背伸びしたりすることなく、スムーズに食器を取り出せます。また、引き出しの中は一目で全体を把握できるので、使いたい食器をすぐに見つけられます。

収納のコツとしては、仕切りを活用することです。100円ショップなどでも手に入る仕切り板やケースを使えば、食器を種類ごとに整理でき、引き出しの中がぐちゃぐちゃになるのを防ぐことができます。

また、ファイルボックスやブックスタンドを使えば、お皿を立てて収納でき省スペースにもなります。引き出し収納は、使いやすさと美しさを両立できる、まさに理想的な収納方法と言えるでしょう。

かごやバスケットに収納する

かごやバスケットを使った収納は、見た目がおしゃれで、温かみのある雰囲気を演出できます。また、通気性が良いので、食器の乾燥にも役立ちます。

かごやバスケットは素材や形、大きさも様々なのでキッチンの雰囲気に合わせて自由に選ぶことが可能です。持ち運びがしやすいので、食器を収納するだけでなく、テーブルにそのまま運んで使うこともできます。

収納のコツとしては、大きすぎないかごを選ぶことです。大きすぎると、中身がごちゃごちゃになりがちです。また、同じ種類のかごで揃えると見た目がスッキリとします。

シンク下に収納する

工夫次第で、シンク下も立派な収納スペースに変身します。

シンク下収納のメリットは、大容量であることです。鍋やフライパンなどの大きな調理器具も収納できます。また、水回りに近いので、濡れた食器をすぐに収納できるのも便利です。

収納のコツとしては、棚や引き出しを活用することです。市販の収納ラックやボックスを使えば、デッドスペースを有効活用できます。また、突っ張り棒やワイヤーネットを使えば、収納スペースをさらに増やすことも可能です。

シンク下の収納について詳しくは、後述します。

使わない食器は処分する

収納スペースを増やすためには、使わない食器を処分することも大切です。「いつか使うかも…」と思って、使わない食器をいつまでも取っていないでしょうか。実際には、使わない食器は収納スペースを圧迫するだけで、使うケースは少ないと言えます。

思い切って処分することで収納スペースに余裕ができ、必要な食器をすぐに取り出すことが可能です。また、キッチンの見た目がスッキリするだけでなく、掃除もしやすくなります。

処分する方法は捨てる、売る、譲るなどがあります。状態の良い食器は、リサイクルショップやフリマアプリで売ったり、友人に譲ったりするのも良いでしょう。

使わない食器を処分することは、収納スペースを確保するだけでなく、心もスッキリさせる効果があります。

リビングにソファーは必要と思われがちですが、ソファーなしリビングには部屋が広くなるメリットがあります。詳しくは、以下の記事で確認可能です。

食器棚がおけない狭いキッチンでシンク下に収納するのはあり？

「シンク下って湿気がすごそうだし、なんか汚いイメージ」と思っていませんか。確かに、シンク下は排水管があるし、湿気がこもりやすい場所です。

しかし、ちょっとした工夫とアイデアで、食器収納スペースに活用することができます。具体的には、シンク下に食器を収納するメリットは以下です。

食器棚を置くスペースがない狭いキッチンでも、シンク下を活用すれば収納場所を確保できます。

食器棚がないと、どうしても調理スペースや作業台が狭くなってしまいがちです。シンク下に食器を収納すれば、スペースを有効活用できます。

作業スペースが広くなれば、料理の効率もアップするでしょう。

シンク下に食器を置きたくないと言われる理由

シンク下に食器を置きたくないと言われる理由は以下が考えられます。

シンク下は湿気や害虫、ニオイなど、食器にとって好ましくない環境とも言えます。ここでは、シンク下に食器を置きたくない理由について解説します。

湿気やカビが気になる

シンク下は、水道管や排水管が通っているため、どうしても湿気がこもりやすい場所です。さらに、調理中の湯気や水はねなどで、湿度がさらに上がるかもしれません。

そんな場所に食器を置いておくと、食器に湿気が吸収されてカビが生えやすくなってしまいます。せっかく綺麗に洗った食器なのに、カビが生えてしまっては台無しです。

例えば、木製の食器は湿気を吸いやすく、カビの温床になりやすいです。また、陶器やガラス製の食器でも、長期間湿度の高い場所に置かれていると、表面にカビが生えたりシミができるかもしれません。

さらに、湿気は食器だけでなく、収納スペース自体にも悪影響を及ぼします。シンク下の棚板や引き出しが湿気で劣化し、カビが生えたり腐食したりする可能性もあります。

シンク下にしか収納スペースがない場合、除湿剤を置いたり、定期的に換気をしたりして、湿気対策をしっかり行いましょう。また、食器を収納する際は、直接棚板に置かずに通気性の良いカゴやトレーを使うのもおすすめです。

ゴキブリなどの害虫が侵入するかもしれない

ゴキブリは、サルモネラ菌や赤痢菌などの病原菌を媒介することが知られています。食器にこれらの病原菌が付着すると、食中毒を引き起こす可能性もあります。

また、ゴキブリだけでなく、ダニやコバエなどの害虫もシンク下に発生しやすいです。これらの害虫も、アレルギーや食中毒の原因となることがあります。

害虫の侵入を防ぐためには、シンク下の清潔を保つことが大切です。食べ物のカスや水滴をこまめに拭き取り、生ゴミは密閉容器に入れて保管しましょう。また、ゴキブリ駆除剤や防虫シートなどを設置するのも効果的です。

さらに、シンク下の収納スペースに隙間があると、そこから害虫が侵入しやすくなります。収納ケースや隙間テープなどを活用して、隙間を塞ぐようにしましょう。

排水口からの匂いが付着する気がする

排水口の匂いは、シンク下に収納した食器に移る可能性があります。特に、プラスチック製の食器はニオイを吸着しやすいので注意が必要です。また、陶器やガラス製の食器でも、長期間ニオイの強い場所に置かれていると、ニオイが移ってしまうことがあります。

排水口のニオイを防ぐためには、こまめな掃除が大切です。また、ニオイの強いものをシンク下に置かないようにすることも大切です。例えば、生ゴミやペットフードなどは、シンク下ではなく、別の場所に保管するようにしましょう。

食器棚の代わりになるもの

食器棚の代わりになるものは以下が挙げられます。

ここでは、食器棚の代わりになるものについて解説します。

カラーボックス

カラーボックスの魅力は、なんといってもその自由度の高さです。棚板の高さを変えれば、お皿やコップの大きさに合わせて収納スペースを調整できます。背の高いワイングラスだって、ピッタリ収まるように調節できるから、収納場所に困ることもないでしょう。

カラーバリエーションも豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。シンプルなデザインなので、リメイクシートやペイントで自分だけのオリジナルカラーボックスを楽しむこともできます。

プラスチックケース

ラスチックケースは、軽くて扱いやすく、積み重ねて収納できるのが魅力です。引き出しタイプやフタ付きのものなど、種類も豊富なので食器の種類や量に合わせて自由に選べます。

プラスチックケースを使う最大のメリットは、食器をホコリから守れることです。特に、普段使いではない来客用の食器を収納しておくのに最適です。フタ付きのケースなら、重ねて収納しても中の食器が汚れる心配がありません。

また、透明なプラスチックケースを選べば中身が一目でわかるので、忙しい朝でもサッと食器を取り出せます。収納スペースに合わせて、ケースのサイズを組み合わせることもできるので、デッドスペースを有効活用できます。

キャスター付きのワゴン

キャスター付きのワゴンは移動が楽なので、キッチンでの作業効率をアップさせたい方におすすめです。必要な時にサッと引き出して、使い終わったら元の場所に戻せるので、キッチンを広く使えます。

ワゴンの上段に、よく使う食器を収納しておけば食卓への持ち運びもスムーズです。下段には、調味料やストック食材などを収納するのも良いです。

100均で見つかる食器棚の代わりになるもの

100均アイテムを組み合わせるだけで、立派な食器棚の代わりになる収納スペースを作ることができます。

ここでは、100均で見つかる食器棚の代わりになるものを紹介します。

ディッシュスタンド

ディッシュスタンドは、お皿を立てて収納できるので、省スペースになるのが魅力的です。

重ねて収納すると、下のものが取り出しにくかったり、割れてしまう心配があります。しかし、ディッシュスタンドを使えば必要な時にサッと取り出せるから、毎日の料理がもっとスムーズになります。

ワイヤーラック

ワイヤーラックは、組み合わせ次第で色々な使い方ができるのが魅力的です。

縦に積み重ねて収納力をアップさ 横に並べて広々と使う S字フックを使って小物収納を追加

アイデア次第で、あなただけのオリジナル収納スペースを作れます。例えば、「ワイヤーラック」と「結束バンド」を使えば、簡単に自分だけの食器棚を作ることができます。

メタルラック

メタルラックは、頑丈な作りで安定感があるので、重い食器をたくさん収納しても安心できます。棚板も自由に調整できるので、大きなお皿や背の高いグラスもスッキリ収納できます。

キッチンに十分なスペースがない方でも、メタルラックを使えば、空間を有効活用して収納スペースの確保が可能です。また、メタルラックはシンプルなデザインなので、どんなキッチンの雰囲気にも合わせやすいのもポイントと言えます。

収納ボックス

100均の収納ボックスはサイズや形、素材、デザインも豊富なのであなたのキッチンの雰囲気に合わせて選べます。ごちゃごちゃしがちなキッチンも、収納ボックスを使えば整理整頓できるでしょう。

ファイルボックス

ファイルボックスは、お皿を立てて収納するのにピッタリです。重ねて収納すると、下のものが取り出しにくかったり割れてしまう心配もありますが、ファイルボックスを使えば悩みが解決するでしょう。

狭いキッチンを効率よく使うためのポイント

ちょっとした工夫とアイデアで、狭いキッチンでも効率よく使うことができます。具体的には、以下が挙げられます。

ここでは、狭いキッチンを効率よく使うためのポイントを解説します。

デッドスペースを有効活用する

キッチンが狭い場合、まず見直したいのがデッドスペースです。実は、キッチンのあちこちに「もったいない」空間が隠れています。

例えば、冷蔵庫と壁の隙間や、吊り戸棚と天井の隙間です。わずかなスペースも、専用の収納ラックを使えば、調味料やラップなどを収納できる貴重なスペースに早変わりします。

見落としがちなのが、壁面です。マグネット式の収納グッズやフックを活用すれば、調理器具やスパイスを壁に掛けて収納できます。これなら、作業スペースを広く保てますし、使いたい時にサッと手に取れて便利ですよ。

このように、デッドスペースを有効活用することで、限られたスペースを最大限に活かすことができます。

マグネットクロスを利用して、壁にプリントなどを整理することもできます。マグネットクロスの磁力などについては、以下の記事で詳しく解説しています。

必要なものだけを収納する

「いつか使うかも…」と、たくさんの物をキッチンに詰め込んでいませんか。実は、物が多いほどキッチンは狭く感じてしまうんです。

本当に必要な物だけを厳選して収納するのが、狭いキッチンを快適に使う秘訣です。まずは、キッチンにある物を全部出して、使っていない物がないかチェックしてみましょう。

例えば、半年以上使っていない調理器具や、賞味期限切れの調味料は思い切って処分しましょう。古い食器や、デザインが気に入らないけどなんとなく取っておいているものも、手放す勇気を持つことが大切です。

収納スペースに余裕ができたら、次は物の定位置を決めるのがおすすめです。

「調味料はココ」「調理器具はココ」と、決まった場所に収納することで、使いたい時にすぐに取り出せますし、キッチン全体がスッキリと片付きます。

ゴミ箱収納付き食器棚を活用する

ゴミ箱収納付きの食器棚を選べば、スペースを有効活用できるだけでなく見た目もスッキリと美しいキッチンが実現可能です。最近ではゴミ箱の収納スペースに加えて、引き出しや棚など、豊富な収納スペースを備えた食器棚も増えています。

例えば、炊飯器や電子レンジなどの家電を収納できるスペースがあれば、キッチンカウンターを広々と使えます。また、食器やカトラリーを収納できる引き出しがあれば、必要なものをまとめて収納できて便利です。

ゴミ箱収納付き食器棚について詳しくは、以下の記事で確認できます。

収納付きテーブルを活用する

ダイニングテーブルの下にも、収納スペースを確保することができます。収納付きテーブルを選べば、テーブルクロスやランチョンマット、カトラリーなどを収納できます。

また、普段使わない調理器具や食器を収納しておくのにも便利です。

収納付きテーブルを選ぶ際には、テーブルのサイズと収納スペースの容量をよく確認しましょう。テーブルのサイズが大きすぎると、キッチンが狭く感じてしまうことがあります。

また、収納スペースの容量が足りないと、収納したいものが入りきらないかもしれません。収納したいものとキッチンの広さを考慮して、最適なサイズのテーブルを選びましょう。

折りたたみ家具を活用する

折りたたみテーブルや椅子は、使わない時はコンパクトに収納できるので、狭いキッチンでも場所を取りません。必要な時にサッと広げて使えるので便利です。

最近では、デザイン性が高く、おしゃれな折りたたみ家具も増えてきました。キッチンの雰囲気に合わせて、好みのデザインの家具を選んでみましょう。

また、折りたたみ家具を選ぶ際には、素材や耐久性も重要なポイントです。水や汚れに強い素材を選べば、キッチンでも安心して使えます。

まとめ

食器棚を使わない収納方法は以下です。

どれも簡単に取り入れられるアイデアばかりなので、すぐに実践できます。

しかし、シンク下に収納するときは注意しましょう。シンク下は湿気や害虫、ニオイなど、食器にとって好ましくない環境とも言えます。湿気や害虫などの対策が必要です。

ちょっとした工夫とアイデアで、狭いキッチンでも効率よく使うことができます。デッドスペースを有効活用したり、必要なものだけを収納したりして、すてきなキッチンにしましょう。