「マスキングテープを壁に貼ると、跡が残らないだろうか」「そもそも壁に貼っても大丈夫なのだろうか」と、悩んでいないでしょうか。
マスキングテープは壁に貼っても大丈夫ですが、貼っても大丈夫なマスキングテープと貼るときのポイントがあります。
壁紙を傷つけたくない、はがれないようにするにはマスキングテープの選び方が大切です。
この記事では、マスキングテープは壁に貼っても大丈夫なことについて解説します。
テープがはがれやすい、でこぼこの壁に貼るときの対策についても、わかる内容になっています。
マスキングテープは壁に貼っても大丈夫
マスキングテープは、弱粘着性の糊が使われており、剥がした時に跡が残りにくいのが特徴です。
そのため、壁紙や塗装を傷つけずに、壁に一時的に物を貼ったり、装飾したりすることができます。
しかし、以下の注意点があります。
注意ポイント
- 長期間貼り付けたままにすると、糊が残り、跡になる可能性がある
- 壁紙の種類によっては、剥がす時に破れたり、汚れたりする可能性がある
- でこぼこのある壁や、ザラザラした壁には、貼り付きにくい場合がある
- 直射日光や高温多湿の場所では、剥がれやすくなる可能性がある
賃貸物件でマスキングテープを使う場合は注意
賃貸借契約書によっては、壁に物を貼ることが禁止されている場合があるため、事前に大家さんに確認を取りましょう。
また、長期間貼りっぱなしにすると、跡が残る可能性が高くなります。
一気に剥がすと、壁紙を傷つけてしまう可能性があるため、剥がす際はゆっくりと剥がしましょう。
壁に貼っても大丈夫なマスキングテープの種類と特徴
壁に貼っても大丈夫なマスキングテープは、大きく3種類に分類できます。
和紙マスキングテープ
和紙マスキングテープは、和紙で作られたマスキングテープです。
一般的なマスキングテープはこのタイプで、種類やデザインが豊富なのが特徴です。
ただし、粘着力が弱く、剥がれやすいものもあります。
低粘着マスキングテープ
低粘着マスキングテープは、粘着力を弱めたマスキングテープで、壁紙を傷つけずに剥がせるように作られています。
ただし、粘着力が弱いため、重いものを貼ったり、長期間貼り続けるには向きません。
養生テープ
養生テープは、塗装やDIYなどの養生用に作られたマスキングテープで、粘着力が強く、剥がれにくいのが特徴です。
ただし、幅広のものが多くデザイン性は低いです。
壁に貼らない方がいいマスキングテープの種類と特徴
壁に貼ると後悔してしまう種類のマスキングテープも存在します。
壁にマスキングテープを貼る前に、チェックしてみてください。
粘着力の強いマスキングテープ
粘着力の強いマスキングテープは、壁に貼ると剥がした後に跡が残ったり、壁紙を傷つけてしまう可能性があります。
しっかりと壁に固定できる反面、剥がす際に糊が残ったり、壁紙表面を一緒に剥がしてしまうリスクが高くなります。
特に、賃貸住宅に住んでいる場合は、壁の原状回復義務に抵触する可能性もあるので注意が必要です。
水性インクを使用したマスキングテープ
水性インクを使用したマスキングテープは、湿気や摩擦によって色移りしてしまう可能性があります。
水に溶けやすい性質を持っているため、壁に貼った後に湿気や摩擦によって色移りしてしまう恐れがあります。
日光が当たる場所や、結露が発生しやすい場所では色移りが起こりやすくなるため注意が必要です。
でこぼこの壁はマスキングテープがはがれやすい
壁にマスキングテープを貼ったのに、すぐにはがれてしまうと困ってしまいます。
特に、でこぼこの壁はマスキングテープがはがれやすいですが以下の対策があります。
ポイント
- でこぼこの壁とマスキングテープを密着させる
- 接着力を高める
- 貼り方を工夫する
でこぼこの壁とマスキングテープを密着させる
でこぼこの壁にマスキングテープがはがれやすい理由は、壁とテープの間に隙間ができてしまうからです。
しっかりと密着させることがはがれにくくするポイントです。
でこぼこを埋める
マスキングテープを貼る前に、でこぼこを埋めると、でこぼこの壁とテープを密着させることができます。
パテを使って平らにする
壁の穴やでこぼこを埋めるパテを使って、表面を平らにします。
パテが乾いたら、サンドペーパーで表面を滑らかにしましょう。
マスキングテープを重ね貼りする
薄いマスキングテープを数枚重ね貼りすることで、凹凸を埋めることができます。
ただし、重ね貼りしすぎると厚みが出てしまい、見た目が悪くなるので注意しましょう。
接着力を高める
でこぼこの壁とマスキングテープの接着力を高めることで、はがれにくくなります。
両面テープを使う
マスキングテープの下に両面テープを貼ることで、接着力を高めることができます。
ただし、はがすときに壁紙を傷つけてしまう可能性があるので、賃貸住宅の場合は注意が必要です。
賃貸住宅の場合、ブルーレットやお風呂マグネットが禁止されていることがあります。
詳しくは、以下の記事で確認できます。
強力な粘着力のマスキングテープを使う
通常のマスキングテープよりも、強力な粘着力のマスキングテープを使うのも効果的です。
ただし、強力な粘着力のテープは、はがすときに跡が残ってしまう可能性があるので、目立たない場所で試してから使用しましょう。
貼り方を工夫する
マスキングテープの貼り方を変えるだけでも、はがれにくくなります。
しっかりと押さえる
マスキングテープを貼ったら、しっかりと壁に押し当てて密着させましょう。
特に、端の部分は念入りに押さえます。
シワを伸ばす
マスキングテープにシワがあると、そこから剥がれてきやすくなります。
貼るときは、シワにならないように注意しましょう。
ヘラを使う
ヘラを使って、マスキングテープをしっかりと壁に押し当てると、より密着させることができます。
壁に貼っても大丈夫なマスキングテープをはがすと跡が残る?
壁に貼っても大丈夫なマスキングテープをはがすと跡が残る可能性があります。
しかし、正しく貼り付ければ、跡を残さずに剥がすことができます。
壁に貼るときに気をつけるポイント
ポイント
- 貼る前に壁を掃除する:ホコリや油分があるとテープがはがれやすくなったり、跡が残ったりしやすくなる
- 強く貼り付けない:強く貼り付けると、はがすときに壁紙を傷つけてしまう可能性がある
- 長時間貼りっぱなしにしない:長時間貼りっぱなしにすると、粘着剤が固まって跡が残りやすい
跡が残ってしまった場合の対処法
ポイント
- セロテープを貼ってはがす:セロテープの粘着剤でマスキングテープの粘着剤を絡め取るようにはがす
- 消しゴムでこする:軽い跡であれば、消しゴムでこすることで消えることがある
- ドライヤーで温める:ドライヤーで温めると、粘着剤が柔らかくなり、はがれやすくなる
壁に貼っても大丈夫なマスキングテープの選び方
壁に貼っても大丈夫なマスキングテープの選び方は以下です。
ポイント
- 粘着力で選ぶ
- 素材で選ぶ
- 幅で選ぶ
- デザインで選ぶ
- マグカベを利用する
粘着力で選ぶ
マスキングテープを選ぶ上で、一番重要なポイントが粘着力です。
壁に跡を残さないためには、弱粘着タイプのものを選びましょう。
ただし、弱粘着タイプだと重たいものを貼ったり、長期間貼り続けると剥がれ落ちてしまうことがあります。
参考
- 軽いポスターや写真を貼る:弱粘着タイプ
- 厚手の紙や布を貼る:中粘着タイプ
- 長期間貼り付ける:耐熱性・耐水性のある中粘着タイプ
素材で選ぶ
マスキングテープは、さまざまな素材で作られています。
壁に優しい素材を選ぶことで、跡を残さずに綺麗にはがすことができます。
参考
- 和紙:最も一般的で、壁に優しい素材
- クラフト紙:和紙よりも丈夫で、長期間貼り付けるのに適している
- マスキングテープ:薄い紙で、曲面にも貼りやすい
- PET:透明で、水濡れにも強い
幅で選ぶ
マスキングテープは、幅もさまざまです。
用途に合った幅を選ぶことで、より使いやすくなります。
参考
- 細い線を描いたり、細かい部分を貼る:5mm以下
- ポスターや写真を貼る:10~20mm
- 壁の模様替えに:30mm以上
デザインで選ぶ
マスキングテープは、さまざまなデザインのものがあります。
インテリアに合ったデザインを選ぶことで、お部屋の雰囲気をがらりと変えることができます。
参考
- シンプルなデザイン:どんなインテリアにも合わせやすい
- 柄物:お部屋のアクセントになる
- キャラクターもの:子供部屋におすすめ
マグカベを利用する
壁にポスターやプリントなどを貼るには、マスキングテープ以外にマグカベを利用する方法もあります。
マグカベを利用すると、壁に穴を開けることなく磁石を使って紙や小物を壁に貼り付けることが可能です。
マグカベのデメリットや磁力について詳しくは、以下の記事で確認できます。
マスキングテープは壁に貼っても大丈夫に関するまとめ
マスキングテープは壁に貼っても大丈夫ですが、跡がのこってしまう、壁紙を傷つける恐れがあります。
壁に貼っても大丈夫なマスキングテープは、
ポイント
- 粘着力で選ぶ
- 素材で選ぶ
- 幅で選ぶ
- デザインで選ぶ
- マグカベを利用する
を確認して、選ぶことが大切です。
特に、賃貸住宅は、はがすときに壁がはがれないように注意しましょう。