「勝手口があるとゴミ出しが楽になりそうだけど、デメリットはないのだろうか?」「勝手口はいらなかった人の理由は何があるの?」と悩んでいないでしょうか。
勝手口があるとゴミ出しが楽になるメリットがありますが、虫の侵入や外観デザインが気になります。
この記事では勝手口はいらなかったと感じる理由を解説します。
ゴミの日までどこに保管するか、勝手口を設置するメリットやデメリットについても、わかる内容になっています。
勝手口はいらなかったと感じる理由
勝手口はいらなかったと感じる理由は以下です。
勝手口はいらなかった
- 虫の侵入が気になる
- 気密性と断熱性が低下する
- 外観デザインに影響する
- 換気目的にはいらない
虫の侵入が気になる
キッチンに設置されている勝手口は、食べ物や生ごみの匂いが外に漏れることで虫を引き寄せる原因になります。
キッチンは家庭で最も食品関連の活動が行われる場所であるため、虫が引き寄せられやすいです。
勝手口を利用する際は虫の侵入に注意が必要になり、特に夏場などは虫が多くなり虫の侵入が気になります。
気密性と断熱性が低下する
家の気密性や断熱性は、ドアや窓の数が影響します。
勝手口を設置することで家全体の開口部が増え、気密性や断熱性が低下するリスクがあります。
特に冬場に室内の暖気が逃げやすくなったり、夏場に外の暑さが室内に入り込みやすくなるなど、居住環境に影響を及ぼします。
外観デザインに影響する
玄関と同じ側に勝手口が設置されている場合、建物の外観が乱れることがあり、デザイン性に影響を及ぼすことがあります。
また、勝手口のデザインの選択肢が限られているため、家全体のデザインとの調和を図ることが難しいです。
建売でよく使われる部材やデザインにすると、注文住宅なのに建売みたいに見えることがあるので注意しましょう。
換気目的にはいらない
勝手口をキッチンの換気のために設置するケースもありますが、現代の住宅では高性能な換気扇や窓を利用することで、効率的に換気を行うことができます。
そのため、換気のためだけに勝手口を設置する必要はなく、他の方法で十分に換気が可能です。
リビングの大きな窓は通気性がよくなります。
詳しくは以下の記事で確認できます。
勝手口を設置するメリット
いらなかった勝手口ですが、勝手口を設置するメリットは以下です。
勝手口のメリット
- ゴミ出しが楽になる
- キッチンが明るくなる
- 屋外に出やすい
ここでは、勝手口のメリットについて解説します。
ゴミ出しが楽になる
キッチンから直接外に出られる勝手口を設けると、日々のゴミ出しなどの家事が楽です。
たとえば、ゴミ袋をリビングや玄関を通らずに直接外に出せるため、室内を汚す心配が少なくなりゴミの臭いの問題も軽減されます。
大量の買い物をした場合や飲料水や食品など重い物を運ぶ際は、玄関から運ぶよりも勝手口から直接キッチンに入れる方が効率的です。
また、勝手口があることで、外部から直接家の中へのアクセスが容易になり、家事動線が短縮されます。
キッチンが明るくなる
勝手口にはガラス窓が設置されることが多く、自然光がキッチン内に取り込まれ明るく快適な環境が作り出されます。
昼間の電灯の使用が減り、光熱費の節約にもつながります。
また窓を開けるだけで簡単に換気ができるため、室内の空気質が向上し、キッチンの使用感が良くなります。
屋外に出やすい
勝手口を設けることで、家の内外を行き来する動線がスムーズになります。
特に庭やテラス、駐車場などへの直接アクセスが容易になるため、屋外での活動や趣味などにも便利です。
また勝手口があることで、洗濯物を干したり、ガーデニングや家庭菜園の作業をしたりする際に、室内から直接アクセスできるようになります。
勝手口を設置するデメリット
勝手口を設置するデメリットは以下です。
勝手口のデメリット
- 不法侵入のリスクが高くなる
- 冷暖房効率が悪くなる
- プライバシーが気になる
ここでは勝手口を設置するデメリットを解説します。
不法侵入のリスクが高くなる
家に入口が増えると、それだけ不法侵入のリスクも高まります。
特に、勝手口は一般的に家の裏側に位置し、見通しが悪いことが多いため、侵入者にとって魅力的なターゲットになりがちです。
また、勝手口はしばしばキッチンや裏庭に直結しており、家族が日常的に利用することが多いため、鍵のかかり具合が疎かになりがちです。
冷暖房効率が悪くなる
勝手口は、特に断熱性能が低い場合、冷暖房の効率を低下させる可能性があります。
扉の隙間からの空気の流れや熱の逃げやすさによるもので、結果的にエネルギーの消費を増やし、光熱費を高める可能性があります。
効率的な断熱材や気密性の高いドアを選ぶことで、この問題はある程度軽減されますが、追加のコストがかかることに変わりはありません。
プライバシーが気になる
勝手口は通常、家の裏側や側面に設置されるため、プライバシーが気になります。
たとえば、裏庭やサイドヤードへのアクセスが容易になることで、外からの視線が気になることがあります。
特に、近隣の家との距離が近い場合や、通行人が多い地域では、勝手口の存在がプライバシーの懸念を高める恐れがあります。
玄関入ってすぐリビングのレイアウトもプライバシーが損なわれる可能性があります。
ゴミの日までどこに保管する?
センサー付きゴミ箱に保管
センサーが付いているゴミ箱は、フタが自動で開閉するため、ニオイ漏れを抑えやすくなっています。
特にキッチンでの使用に適しており、生ゴミを清潔に保管するのに役立ちます。
生ゴミ処理機を利用する
生ゴミ処理機は、生ゴミを乾燥させたり、堆肥化したりすることで、ニオイや腐敗を防ぎます。
コンパクトなモデルもあり、キッチンの収納スペースに収めやすいです。
ただし、電力の使用やフィルターの交換にコストがかかる点も留意が必要です。
生ゴミを冷凍する
生ゴミをビニール袋に入れて冷凍庫に保管する方法もあります。
これにより、ニオイの移りや虫の発生を防ぐことができます。
ただし、腐敗した生ゴミを入れると臭いが移る可能性があるので注意が必要です。
勝手口はいらなかったに関するまとめ
勝手口があるとゴミ出しが楽になったり、屋外に出やすくなったりしますが、勝手口はいらなかったと感じる理由は以下です。
勝手口はいらなかった
- 虫の侵入が気になる
- 気密性と断熱性が低下する
- 外観デザインに影響する
- 換気目的にはいらない
ゴミの匂いなどが気になる場合は、生ゴミ処理器などを利用しましょう。