「リビングに開放感を出したい」とガラスのリビングドアを選んだものの、いざ暮らし始めると「なんか落ち着かない」「掃除が大変」と、後悔するケースもあります。
せっかくおしゃれなリビングにしたのに、家族がくつろげなかったり、掃除に追われてイライラしたりするのは避けたいものです。ガラスのリビングドアで後悔する原因は、以下が挙げられます。
注意ポイント
- リビングが丸見えで落ち着かない
- うっかり割ってしまわないか心配
- 手垢が目立って掃除が大変
さらに、万が一ガラスが割れてしまった場合、修理費用はどれくらいかかるのかも気になっていないでしょうか。
この記事では、ガラスのリビングドアで後悔する理由を解説します。割れた時の費用の目安やガラスの種類、後悔しないための選び方のポイントについても分かる内容です。この記事を読めば、あなたにぴったりのリビングドアを選ぶことができるでしょう。
ガラスのリビングドアが後悔すると言われる理由
ガラスのリビングドアはおしゃれで開放感があって魅力的です。しかし、住んで後悔するケースもあります。
注意ポイント
- 外からリビングの様子が見えるから
- 割れる危険があるから
- 手垢や指紋がつきやすいから
- 一般的な木製ドアに比べて価格が高いから
- 音を遮断する効果が低いから
ここでは、ガラスのリビングドアで後悔する理由を解説します。
外からリビングの様子が見えるから
リビングは家族がくつろぐためのプライベートな空間ですが、来客の度に部屋の中が見えてしまうと落ち着けません。
特に、玄関からリビングが丸見えの間取りが、プライバシーが確保しにくくなってしまいます。家族がリラックスしている姿や、散らかった状態を他人に見られてしまうのは、恥ずかしいと感じる方もいるかもしれません。
リビングで着替えたり、ちょっと変わった趣味を楽しんだりする場合にも、ガラスドアだと視線が気になってしまうことも。せっかくのリビングタイムなのに、周りの目を気にしながら過ごすのは嫌です。
とはいえ、ガラスドアの開放感は捨てがたいのも事実。すりガラスや型板ガラスなど、視線を遮りつつ光を取り込めるガラスを選ぶのがおすすめです。これなら、プライバシーを守りながら明るいリビングを実現できます。
玄関入ってすぐのリビングも、外からリビングが見える恐れあるため注意しましょう。詳しくは、以下の記事で解説しています。
割れる危険があるから
ガラスのリビングドアは、割れる危険性があることも覚えておきましょう。小さなお子様がいるご家庭では、特に注意が必要です。子供がドアにぶつかったり、おもちゃを投げたりして、ガラスが割れてしまう可能性もあります。
万が一、ガラスが割れてしまったら、破片で怪我をしてしまうかもしれません。また、交換費用も高額になるため、家計への負担も大きくなってしまいます。
最近では強化ガラスなど、割れにくいガラスも登場していますが、それでも絶対に割れないわけではありません。地震などの災害時に割れてしまうリスクもあります。
ガラスのリビングドアを採用する際は、安全性も十分に考慮しましょう。小さなお子様がいる場合は、割れても破片が飛び散りにくい合わせガラスを選ぶなど、安全対策をしっかり行うことが大切です。
手垢や指紋がつきやすいから
毎日こまめに掃除すれば綺麗を保てますが、忙しい毎日の中で、こまめな掃除を続けるのは大変です。掃除を怠ると、どんどん汚れが蓄積して、見た目が悪くなってしまいます。
また、ガラスの種類によっては、水拭きだけでは汚れが落ちにくいものもあります。洗剤を使ってゴシゴシこするのは面倒だし、ガラスを傷つけてしまうかもしれません。
ガラスドアの美しさを保つためには、こまめな掃除が欠かせません。汚れが目立ちにくいコーティングが施されたガラスを選ぶのも、一つの方法です。
一般的な木製ドアに比べて価格が高いから
ガラスの種類や大きさ、デザインによって価格は異なりますが、数万円から数十万円するものも珍しくありません。予算に余裕があれば問題ありませんが、限られた予算の中で家づくりをする場合は、ドアの価格も重要な要素です。
また、ガラスドアは重量があるため、ドア枠や蝶番などの金具も頑丈なものにする必要があります。そのため、施工費用も高くなってしまう可能性があります。
ガラスドアを採用する際は、初期費用だけでなく、メンテナンス費用なども考慮して、予算と相談しながら慎重に検討しましょう。
音を遮断する効果が低いから
リビングでテレビを見たり、音楽を聴いたりする音が、廊下や他の部屋に漏れてしまう可能性があります。逆に廊下や他の部屋の音もリビングに入ってきやすいため、集中したい時や静かに過ごしたい時に気になるかもしれません。
特に、寝室の近くにリビングがある場合は、音が漏れやすいガラスドアは避けた方が良いでしょう。家族が寝ている間にリビングで活動すると、音が気になって眠りを妨げてしまう可能性があります。
防音性を重視する場合は、ガラスドアではなく、木製ドアや遮音性の高いドアを選ぶことをおすすめします。
リビングドアのガラスが割れた時の費用の目安
リビングドアのガラスは開放感がありますが、ガラスが割れるリスクもあります。割れたガラスを片付けるのは一苦労ですし、修理費用もいくらかかるのか不安になるでしょう。
ここでは、リビングドアのガラスが割れた時の費用の目安について解説します。
業者に依頼した場合の相場は5,000円から
リビングドアのガラスが割れてしまった場合、業者に修理を依頼するのが一般的です。気になる費用ですが、基本的には5,000円からと考えておきましょう。
ただし、これはあくまで目安です。実際の費用は、ガラスの種類やサイズ、作業内容、出張費などによって大きく変わってきます。
例えば、一般的な透明ガラスよりも、防犯ガラスや複層ガラスなど特殊なガラスを使ったドアの場合は、材料費が高くなるため修理費用も高くなる傾向です。夜間や早朝など、通常の営業時間外に作業を依頼する場合には、割増料金が発生することもあります。
業者によって料金設定は異なるので、必ず複数の業者に見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較検討しましょう。
ガラスのサイズが大きくなるほど高くなる
小さなガラスであれば、一人で運搬・施工できますが、大きなガラスになると複数人で作業する必要があり人件費もかかります。
大きなガラスは、加工や取り付けに高い技術が必要となる場合があり、その分費用も高くなるでしょう。また、費用が高くなるだけでなく、施工時間も長くなる傾向です。
リビングの大きな窓の後悔については、以下で詳しく解説しています。
ガラスが割れた時の対処法に注意する
リビングドアのガラスが割れてしまった時は、慌てずに適切な対処をすることが大切です。まずは、割れたガラスでケガをしないよう、周囲に人がいないか確認し、安全を確保しましょう。
次に、割れたガラスを片付けます。この時、素手で触るとケガをする恐れがあるので、必ず厚手の手袋や掃除機などを使うことが大切です。小さなガラス片は、見落としがちなので、注意深く掃除しましょう。
ガラスを片付けたら、ドアを養生します。ガムテープや段ボールなどで、割れた部分を覆い、二次災害を防ぎましょう。その後、ガラス修理業者に連絡し、修理を依頼します。
業者に連絡する際は、ドアの種類やガラスのサイズ、割れた状況などを詳しく伝えましょう。また、見積もりを依頼する際には、出張費や処分費なども含めて確認することをおすすめします。
ガラスが割れた時は、焦らず落ち着いて行動することが大切です。適切な対処をすることで、ケガや二次災害を防ぎ、スムーズに修理を進めることができます。
リビングドアに使用されるガラスの種類と特徴
一口にガラスと言っても、実は様々な種類があります。ここでは、リビングドアに使用されるガラスの種類と特徴について解説します。
透明ガラス(フロートガラス)
透明ガラスは、その名の通り透き通っていて、向こう側がはっきり見えます。リビングの様子を常に把握したいという方や、リビングと隣接する部屋との繋がりを重視したいという方に向いています。
例えば、リビングで遊ぶ子供の様子を見守りたい、ダイニングとリビングを一体的に見せたい場合などです。
また、透明ガラスは他のガラスに比べて価格が比較的リーズナブルなのも嬉しいポイントです。シンプルなデザインなので、どんなインテリアにも合わせやすいでしょう。
ただし、プライバシーの確保という面では少し注意が必要です。リビングから丸見えになってしまうのは困る、という場合は、カーテンやブラインドを設置するなどの工夫が必要になります。
すりガラス
すりガラスは、表面を細かく研磨することで、光を拡散させて柔らかな光を取り入れるガラスです。乳白色の優しい雰囲気で、リビングに落ち着いた雰囲気をプラスしたいという方におすすめです。
すりガラスの最大の特徴は、なんといってもその透けにくさ。視線を遮りつつも、光は通してくれるので、プライバシーを守りながら明るいリビングを作ることができます。リビングでリラックスしたい時や、来客時にも安心です。
また、すりガラスは、表面が滑らかで優しい印象を与えるので、和風のインテリアや、ナチュラルテイストのリビングにもよく合います。すりガラスを通して入る柔らかな光は、心を落ち着かせ、リラックス効果も期待できます。
ただ、すりガラスは、完全に視線を遮るわけではないので、シルエットがうっすらと見えてしまう点は注意が必要です。また、汚れが目立ちやすいというデメリットもあるので、こまめなお手入れが必要になります。
フロストガラス
フロストガラスは、すりガラスの一種ですが、表面に化学処理を施すことで、さらに滑らかでマットな質感に仕上げたガラスです。すりガラスよりもさらに透けにくく、プライバシーをしっかり守りたいという方におすすめです。
フロストガラスは、モダンでスタイリッシュな印象を与えるので、現代的なインテリアのリビングによく合います。また、汚れや指紋が目立ちにくいのも嬉しいポイント。小さなお子様がいるご家庭でも、安心して使用できます。
さらに、フロストガラスは、光を均一に拡散させるので、リビング全体を柔らかく包み込むような、優しい光で満たしてくれます。リビングで読書をしたり、ゆったりとくつろいだりするのに最適な空間になるでしょう。
ただし、フロストガラスは、すりガラスに比べて価格が少し高くなってしまう傾向があります。
リビングドアをアクリルガラスにすると割れない?3つの特徴
アクリルガラスの特徴は以下が挙げられます。
ポイント
- 一般的なガラスに比べて強度が高い
- 様々な形状や色にあわせて加工できる
- 熱に弱くガラスよりも価格が高い
ここでは、アクリルガラスの特徴について解説します。
一般的なガラスに比べて強度が高い
アクリルガラスは普通のガラスに比べて、衝撃に強く割れにくいです。ちょっとやそっとのことではビクともしないアクリルガラスなら、小さなお子さんがリビングドアにぶつかってしまっても、ガラスが割れて怪我をしてしまう心配が減るでしょう。
万が一割れてしまった場合でも、アクリルガラスは破片が鋭利になりにくいので、ガラスのように深く切り傷を負ってしまうリスクを減らせます。
実は、アクリルガラスは水族館の水槽にも使われているほど強度が高い素材です。小さなお子さんやペットがいるご家庭だけでなく、地震などの災害時にも安心安全な暮らしを実現できるでしょう。
様々な形状や色にあわせて加工できる
普通のガラスに比べて、曲げたり切ったり、穴を開けたりといった加工がしやすいので、リビングドアのデザインの幅が広がります。
例えば、アーチ型の可愛らしいドアや、個性的な形の窓を取り入れたドアも、アクリルガラスなら実現可能です。色もクリアなものだけでなく、すりガラスのような半透明のものや、カラフルなものまで、様々なバリエーションがあります。
リビングの雰囲気に合わせて、自分好みのドアを作れるのは嬉しいです。広々としたリビングに、開放感抜群の大きなドアを設置したいという夢も叶えることができます。
熱に弱くガラスよりも価格が高い
アクリルガラスは、メリットがたくさんある反面、デメリットもいくつかあります。
まず、熱に弱いという点です。アクリルガラスは、熱を加えると変形してしまうことがあります。直射日光が当たる場所や、暖房器具の近くに設置する場合は注意が必要です。熱による変形を防ぐために、耐熱性に優れたアクリルガラスを選ぶようにしましょう。
また、一般的なガラスに比べて価格が高いという点もデメリットの一つです。しかし、安全性やデザイン性を考えると、アクリルガラスを選ぶ価値は十分にあると言えます。
ガラスのリビングドアで後悔しないためのポイント
ガラスのリビングドアで後悔しないためのポイントは、以下が挙げられます。
ポイント
- プライバシーが確保できる設計にする
- 安全性の高いガラスを選ぶ
- ガラス面の大きさを工夫する
- アクリルガラスを検討する
- ソフトクローズ機能をつける
それぞれ詳しく解説します。
プライバシーが確保できる設計にする
ガラスのリビングドアを採用する際に、まず最初に考えたいのがプライバシーの確保です。リビングは家族が集まる場所であり、くつろぎの空間であるべきです。外から丸見えの状態だと、リラックスできないばかりか、防犯上も不安が残ります。
プライバシーを確保するためには、ガラスの種類を工夫するのがおすすめです。例えば、すりガラスや型板ガラスを選ぶと、光を取り入れつつも視線を遮ることができます。また、曇りガラスやモザイクガラスも、柔らかな光を取り入れながらプライバシーを守ってくれるので人気です。
また、リビングドアの位置も重要な要素です。玄関からリビングが直接見通せる場合は、視線を遮る工夫が必要になります。間仕切りや家具の配置を工夫することで、プライバシーを守りつつ、開放的な空間を両立することができます。
リビングのプライバシーを確保するには、二階をリビングにする方法もあります。しかし、階段の上り下りが大変になるなどがデメリットです。詳しくは、以下の記事で解説しています。
安全性の高いガラスを選ぶ
小さなお子様やペットがいるご家庭では、万が一の事故を防ぐために、安全性の高いガラスを選ぶようにしましょう。
強化ガラスは、通常のガラスに比べて強度が高く、割れにくいのが特徴です。万が一割れてしまった場合でも、破片が小さく、鋭利にならないため、怪我のリスクを軽減できます。
また、飛散防止フィルムを貼ることも効果的です。既存のガラスに貼るだけで、簡単に安全性を高めることができます。
ガラス面の大きさを工夫する
ガラス面の大きさは、リビングの広さや用途に合わせて選ぶと良いでしょう。例えば、広々としたリビングには大きなガラス面が似合いますし、書斎や寝室など、プライベートな空間には小さなガラス面が適しています。
最近では、ガラス面を上下に分割したデザインや、複数のガラスを組み合わせたデザインなど、様々なデザインのドアが登場しています。リビングの雰囲気に合わせて、お好みのデザインを選んでみましょう。
アクリルガラスを検討する
アクリルガラスは透明度が高く、ガラスと遜色ない美しさを持っています。また、軽量なので開閉がスムーズで、小さなお子様や高齢者の方でも楽に扱うことが可能です。
さらに、断熱性に優れているため、冷暖房効率を高める効果も期待できます。冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるので、快適なリビング環境を実現できます。
ただし、アクリルガラスは、ガラスに比べて傷つきやすいのがデメリットです。鋭利なもので傷つけないように注意しましょう。
ソフトクローズ機能をつける
ソフトクローズ機能とは、ドアが閉まる直前に速度を緩やかにして、静かに閉まるようにする機能です。
ガラスのリビングドアは、重厚感があるため、勢いよく閉めると大きな音がしたり、壁にぶつかって傷つけてしまう可能性があります。ソフトクローズ機能があれば、そのような心配がなく、小さなお子様がいるご家庭でも安心です。
また、ソフトクローズ機能は、ドアの開閉時の衝撃を吸収するため、ドアの寿命を延ばす効果も期待できます。最近では、ソフトクローズ機能が標準装備されているドアも多いので、ドアを選ぶ際には、ソフトクローズ機能の有無を確認するようにしましょう。
まとめ
ガラスのリビングドアが後悔すると言われている理由は、以下が挙げられます。
注意ポイント
- 外からリビングの様子が見えるから
- 割れる危険があるから
- 手垢や指紋がつきやすいから
- 一般的な木製ドアに比べて価格が高いから
- 音を遮断する効果が低いから
後悔しないためには、以下のポイントを意識することが大切です。
ポイント
- プライバシーが確保できる設計にする
- 安全性の高いガラスを選ぶ
- ガラス面の大きさを工夫する
- アクリルガラスを検討する
- ソフトクローズ機能をつける
特に、プライバシーや安全性の確保は重要です。間取りの工夫や、安全性の高いガラスを選び、ステキなリビングにしましょう。