家の中で、階段って意外と危険な場所ですよね。特に夜、電気を消し忘れた時や、両手が荷物でふさがっている時など、足元が見えづらくてヒヤッとした経験がある方も多いのではないでしょうか。
「階段の照明を人感センサーにすれば、自動で点灯してくれるから便利で安全!」 そう考えて導入したものの、 「思ったより使い勝手が悪くて後悔…」ということも珍しくありません。
例えば、階段付近を通るだけで点灯してしまったり、点灯時間が短すぎて階段を上りきる前に消えてしまったり…。 せっかく人感センサーを設置したのに、かえって不便になってしまっては意味がありませんよね。
さらに、階段の形状によってはセンサーを設置できる場所が限られてしまうことも。 電池交換の手間や、ペットに反応してしまうといった悩みも出てきます。
この記事では、階段の人感センサーで後悔しないためのポイントをわかりやすく解説していきます。設置場所の選び方から、センサーの感度調整、明るさの選び方まで、具体的な例を交えながらご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、安全で快適な階段照明を実現してくださいね!
階段に人感センサーを設置して後悔する事例
階段に人感センサーライトを設置すれば、もう暗い階段でつまづく心配はないし電気代の節約も期待できますが、後悔するケースもあります。具体的には、以下が挙げられます。
注意ポイント
- 階段付近を通るだけで点灯する
- 点灯時間が短く転倒するリスクがある
- 設置する場所が少ない
- 電池の交換が大変
- ペットに反応する
ここでは、階段に人感センサーを設置して後悔する事例について解説します。
階段付近を通るだけで点灯する
階段近くに設置した場合、階段を通るたびにライトが点灯してしまい落ち着かないと感じることがあります。特に、夜中にトイレに行くときなど、まぶしくて目が覚めてしまうこともあるでしょう。
また、階段下を通るだけでも反応してしまうため、不要な点灯にイライラすることもあります。
例えば、リビングのソファでくつろいでいるときに家族が2階へ行くたびに階段のライトが点灯すると、気になってテレビに集中できないかもしれません。また、寝室が階段近くにある場合、夜中に家族がトイレに行くたびにライトが点灯して、安眠を妨げられる可能性もあります。
人感センサーは便利ですが、設置場所によっては、かえってストレスになってしまうこともあるので注意が必要です。
点灯時間が短く転倒するリスクがある
人感センサーライトは、点灯時間が短く設定されていることが多く、階段を上り下りしている途中でライトが消えてしまうことがあります。特に、高齢者や小さな子供がいる家庭では、転倒のリスクが高まるため注意が必要です。
例えば、夜中にトイレに行く途中でライトが消えてしまい、暗闇の中で足を踏み外して転倒してしまうかもしれません。また、階段を下りている途中でライトが消え、最後の数段が見えなくなって転倒してしまう可能性もあります。
人感センサーライトを設置する際は、点灯時間を長めに設定したり、補助灯を設置するなど、転倒防止対策をしっかりと行うようにしましょう。
設置する場所が少ない
階段は、壁が少ないため、人感センサーライトを設置できる場所が限られています。ライトを設置しても、階段全体を明るく照らすことができず、足元が暗くて不安を感じることもあるでしょう。
例えば、天井にライトを設置しても、階段の下の方は暗くなってしまうかもしれません。また、壁にライトを設置しても、階段の幅によっては、反対側の壁まで光が届かず、影になってしまう可能性もあります。
階段に人感センサーライトを設置する際は、明るさや照射範囲などを考慮して、最適な設置場所を選ぶようにしましょう。
電池の交換が大変
階段の天井や高い位置にライトを設置した場合、電池交換のたびに脚立を使ったり、ライトを取り外す必要があり、面倒に感じる人もいるでしょう。
例えば、高齢者や体の不自由な人にとっては、電池交換が困難な作業になるかもしれません。また、共働き家庭など、日中家にいない場合は、電池切れに気づかず、夜中に階段が暗くなってしまう可能性もあります。
電池交換の手間を軽減したい場合は、コンセント式の人感センサーライトを選ぶか、電池寿命の長い製品を選ぶようにしましょう。
ペットに反応する
人感センサーは、ペットの動きにも反応してしまうため、ペットが階段を上り下りするたびにライトが点灯してしまいます。特に、夜中にペットが活発に動く場合は、睡眠を妨げられることもあるでしょう。
また、ペットがライトにじゃれて、故障させてしまう可能性もあります。
例えば、猫が夜中に階段を駆け上がると、ライトが点灯して、飼い主を起こしてしまうかもしれません。また、犬がライトに興味を示して、飛びついて噛んでしまい、ライトが壊れてしまう可能性もあります。
ペットがいる家庭では、ペットの動きに反応しにくい人感センサーライトを選ぶか、ペットが立ち入れない場所にライトを設置するなどの対策が必要です。
階段の人感センサーを設置するメリット
階段の人感センサーは後悔ばかりではありません。ここでは、人感センサーを設置するメリットを解説します。
両手がふさがっていても電気がつく
両手に重い袋を抱えて、玄関の鍵を開けるのも一苦労です。また子供を抱っこしながら階段を上り下りするのは、本当に大変です。
しかし、人感センサーがあれば、電気を点けるために子供を一旦下ろす必要はありません。スムーズに階段を移動することができます。
消し忘れ防止になる
電気の消し忘れは、電気代の無駄遣いにつながるだけでなく、火事の原因になる可能性もあります。特に、木造住宅の場合は注意が必要です。
また、人感センサーは、省エネにも貢献します。必要な時だけ電気が点くので、無駄な電力を消費することがありません。
侵入防止効果が期待できる
階段に人感センサーを設置することで、侵入防止の不安を軽減できるかもしれません。夜中に人が階段を上ってきたら、センサーが感知して照明が点灯します。これだけでも、侵入者にとってはかなりのプレッシャーでしょう。
階段で人感センサーライトを足元に設置すると後悔する?
階段に人感センサーライトを設置することで、暗い足元を照らし安全に階段を上り下りできるようになります。特に、夜中に電気をつけずに移動したいときや、小さなお子さんや高齢の方がいる家庭では安心感が高まります。
しかし、足元に設置すると、後悔する恐れがあります。
例えば、センサーの感度によっては、少し動いただけでライトが点灯し落ち着かないと感じるかもしれません。また、足元ばかりが明るくなり、階段全体が見えにくくなることで、かえって危険を感じる可能性もあるため注意しましょう。
階段の人感センサーで後悔しないためのポイント
階段の人感センサーで後悔しないためには、以下のポイントが挙げられます。
ポイント
- 設置場所を考える
- 感度や時間を調整できるセンサーにする
- 用途に合わせて明るさを選ぶ
ここでは、階段の人感センサーで後悔しないためのポイントについて解説します。
設置場所を考える
設置場所を間違えると、センサーがうまく反応しなかったり、逆に必要ないときに点灯してしまったりとストレスの原因になることも。
人感センサーを階段の上下両端に設置するのが基本です。階段を上り始める前から足元を照らしてくれるので、安心して階段を上り下りできます。
特に、小さなお子さんや高齢者の方にとっては、安全面でも大きなメリットがあります。
また、階段の形状によっては、踊り場にもセンサーを設置すると便利です。踊り場でセンサーが反応することで、次の階段へ進む前に足元を明るくしてくれるので、つまずきや転倒のリスクを軽減できます。
感度や時間を調整できるセンサーにする
感度を調整することで、人以外のものに反応してしまう誤作動を防ぐことができます。また、点灯時間を調整することで、消し忘れによる無駄な電力消費を防ぐことができます。
階段は短時間で通過することが多いので、点灯時間を短めに設定しておけば、消し忘れの心配もありません。
用途に合わせて明るさを選ぶ
階段の用途に合わせて、適切な明るさのセンサーを選ぶことも大切です。明るすぎるとまぶしくて目がチカチカしたり、逆に暗すぎると足元が見えにくくて危険です。
一般的な住宅の階段であれば、40W~60W程度の明るさが目安となります。ただし、階段の広さや天井の高さによっても必要な明るさは変わってくるので、実際に設置する前に明るさを確認しておくことをおすすめします。
また、夜中にトイレに行くときなど、まぶしくない程度の明るさで十分な場合は、調光機能付きのセンサーを選ぶと便利です。調光機能を使えば、時間帯や用途に合わせて明るさを調整できるので、より快適に階段を利用できます。
まとめ
階段に人感センサーライトを設置すると、暗闇での転倒防止や電気代の節約などのメリットが期待できます。しかし、設置場所や種類によっては、思わぬデメリットが生じる場合もあるため注意が必要です。
問題を避けるためには、設置場所をよく検討し点灯時間や感度を調整できるものを選ぶことが重要です。また、電池式ではなくコンセント式を選ぶ、ペットの動きに反応しにくいものを選ぶなど方法もあります。
階段に人感センサーライトを設置する際は、メリットだけでなくデメリットも考慮し、自身の生活スタイルや住宅環境に合ったものを選びましょう。